梅雨にアートな思い出

工房のある近畿地方は、早々に梅雨が明けましたが、その後も戻り梅雨のような鬱陶しい日々が続いています。
そんな梅雨の時期に思い出されるのが、美術家 堀尾貞治さんらと私の工房で、アートパフォーマンスを楽しんだこと。
廃材で工房を建てて間もないころ、かつての前衛美術家団体、具体美術協会に所属しておられた美術家の堀尾貞治さんとそのお仲間の方に工房にお出でいただきました。当時、堀尾さんは、ヨーロッパ、アメリカ等で「具体・GUTAI」の人気が高まっていることもあって、世界中を回っておられましたが、縁あって私の工房で、アートパフォーマンスを楽しむことになりました。
当日は「雨」をテーマにそれぞれのアーティストの方により、さまざまなアート作品やインスタレーション、パフォーマンスが繰り出されました。
堀尾貞治さんは、私の工房のファサード、格子状のガラス窓に、一見無造作に紙きれを張り付けていき、工房の構造体と紙で連続する「雨」の文字を即興で表現されました。工房の構造を見事にとらえて、巨大な雨の文字を浮かび上がらせるパフォーマンスには、さすが!と脱帽でした。
私の工房の建物を見て即興で思いついたと言われていました。
堀尾さんは、気さくな素晴らしい美術家の方でしたが、2018年に亡くなられたことを本当に残念に思います。

2022年7月20日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ