風蘭の花

工房のコナラの大木の幹に置いた風蘭(フウラン)の花が咲きました。
風蘭は、工房に時々来られる隣町の鍛冶師のOさんから頂いたもの。
鍛冶師のOさんは、素晴らしい木工刃物を作られる方ですが、山野草への造詣も深い方で、工房のどこかに植えたらいいと折に触れてめずらしい山野草をもって来てくれます。
ちょうど1年前、自宅に植えていた風蘭の株をもって来られ、着生植物なので、どこか木の幹の間に置いたらいいと言われ、仕事場の窓から見えるコナラの大木の幹に、根元にミズゴケを絡めて置いていました。
そして、1年経過して、細く繊細ですが、欄の花の風格を備えた、気品高い白い花が咲き始めました。
日本原産の蘭というのも魅力的ですが、小さな花ですが、花の香りもとても良いのです。
ちょっと梅雨の戻りのような鬱陶しい日々の中で、ちょっと清々しいしい気分になります。

 

2022年7月16日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ