楕円の器を彫る

栗の板で楕円の器を彫っています。
素直な杢目の綺麗な板目の板で、縦28センチ、横45センチ、厚みが3センチほどあります。
こんな板があるとどうしても、杢目の中央を器の中心にした器が作りたくなります。節などを避けて木取して得られた板だと、これを小さく切り刻んで、小さな器を作る気にどうしてもなれなくて、結果的に大きな器になってしまいます。
綺麗な杢目の板があると、いつもこんな調子で、大きな器ばかり作ってしまいます。
実用性を考えると、あまり要求があるとも思えないので、いささか悩ましく感じるのですが、 せっかく綺麗な杢目の板と出会ったのだから、捨てるところをできるだけ少なくして、一番きれいな器にしてあげたいと、いつも思ってしまいます。

木の器

 

 

 

 

 

 

2015年4月4日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ