栗の木を彫った、4寸の取り鉢が仕上がりました。
高さ4.5センチ、口径は約12センチ。
取り鉢なので、口径は小さめで、器の見込みを少し平らにしています。
拭き漆塗りで、ナチュラルな漆の色ではなく、顔料として煤を混ぜて、少し黒っぽくしています。
少し黒くしたのは、栗の木の杢目の味を生かすようにしながらも、料理の邪魔をしない程度に抑えるようにするためです。写真が上手くないので、雰囲気が伝わらないかもしれません。
ろくろは使わない、手彫りなので、いびつな形状を楽しんでいただければと思います。