栃の木の古材で飾台を作る

栃の木の古材で飾台を作りました。
古い材なので、ひび割れもありますが、栃の木特有の杢やスポルテッドと呼ばれる黒い筋状の模様が、深い味わいをみせてくれています。
充分雰囲気のある古材なので、漆を塗らない方がいいかなと悩んだのですが、飾台としては、あまり自己主張が強いと、飾る対象物が引き立たないので、つや消しの拭き漆塗りで仕上げました。
古材らしい味わいを感じさせる飾台になったかなと思います。
古材との一期一会での飾台作りは、楽しいものです。
この飾台は、秋に予定されている企画展に出品予定です。

2021年9月24日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

杢目を生かしたプレート作り

木の杢目、じっくり見るとやはり自然の創り出すデザイン性と奥深さが、なんとも面白く感じます。
栗の木のいろいろな杢目の表情を、小さな絵のように切り取って、薄いプレートを作りました。
杢目に応じて、豆がんなで仕上げたり、鑿で彫ったりしながら、杢目に表情をつけてみました。薄くて小さなプレートですが、銘々皿やコースターなどとして、いろいろな場面で使えるのではないかと思います。
仕上げは、オイル仕上げの方が最近は好まれそうですが、木の杢目を生かすには、やはり拭き漆塗りと言う、頑固な思考から抜け出せず、すべて拭き漆塗りにするつもりです。
漆塗りは、元々抗菌作用があり、最近では新型コロナウイルスにも抗菌作用が認められるなど、素晴らしい塗装として、注目されています。
ともかく、杢目の美しさを引き出すのは、拭き漆塗りが一番ではないかと思います。

2021年9月10日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

クルミのトレイを彫る

ご注文をいただいて、クルミの木でトレイを彫りました。
縦16、横26、厚さ1.8センチの定番のトレイです。
今回のトレイは、お客様のご要望で、底の部分に浅い筋彫りを入れています。
筋彫りを入れると、トレイにリズム感が出て、落ち着いた雰囲気になりました。
複数枚ご注文をいただくと収納も気になるところで、収納のためのスタッキングにも考慮して作っています。
仕上げは、植物オイルだけでも良いのですが、使い方によって、輪染みが出来たり、こぼれた食材での匂い移りをできるだけ抑えたいと言うことで、ウレタンオイルを塗布しています。
ウレタンオイル(商品名はオリオ2)は、天然植物オイルの主剤とポリウレタン樹脂硬化剤からなる、2液性オイルフィニッシュで、食品衛生法に適合した塗料です。
ウレタンオイルは、ウレタン樹脂のみのような塗膜を作らないので表面の固さがなく、とても自然な柔らかい仕上がりで、私はよく使用しています。
ウレタンオイルを塗布したトレイは、べたつきもなく、木の質感を損なわずクルミの木の優しい良さを感じさせてくれます。

クルミのトレイ

2021年9月8日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

そばの器展より そば湯入れ

2021年8月23日から8月29日まで、東京のACギャラリーさんで開催されていました「そばの器」展が終了しました。
コロナ禍が治まりをみせない中で、外出のしにくい日々ですが、会場へ足をお運びいただいた皆さまには、心よりお礼申し上げます。
ギャラリーでの展示は終了しましたが、作品の一部を特設オンライン展示として、9月23日まで、ACギャラリーさんのホームページで、作品の紹介と販売を行っていただいています。
よろしければオンライン展の方もご覧いただけましたらと思います。
今回、そばの器展用に作ったそば湯入れの蓋つきの片口です。
だ円の片口本体は栗の木を彫って、蓋の部分は、栃の木を彫って、それぞれ拭き漆塗りで仕上げています。
そば湯入れは、取っ手のついたものが多いですが、これは、取っ手を付けていませんので、だ円の少し細身の片口にして、表面を面取りして持ちやすくしています。

そばの器 オンライン展  9月23日まで → click

 

そばの器 展始まりました。

本日、2021年8月23日から8月29日まで、東京 銀座5丁目のACギャラリーさんで開催されます「そばの器」展が始まりました。
陶芸家4名の方と木工品の私、田中陽三の5名による、そば料理にまつわる器や道具の展示会です。
私は、各種のお椀、お皿、片口、薬味入れ、折敷などを出品しています。
展示会初日には、ギャラリーでの在廊を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が、酷くなった状況を受けて、残念ですが上京、在廊を断念しました。
今回、そば料理にまつわる器として、そばの実をかたちどった豆皿の新作を作りました。
拭き漆塗りのものとオイル仕上げのものがあります。拭き漆塗りのものは、漆のいろがそばの実の色に近いこともあって、できるだけリアルな色に近づけてみました。
ちょっとした薬味入れとして、使っていただければと思います。
コロナ禍の落ち着かない日々ですが、ご高覧いただけますと幸いです。

会場 ACギャラリー 東京都中央区銀座5-5-9 阿部ビル4F
期間 2021年8月23日(月)~8月29日(日) 11:30~18:30 最終日は17:00まで

出展者
副島 康嗣(白磁)
副島 微美子(白磁)
山下 秀樹(陶)
赤瀬 圭子(陶)
田中 陽三(木工)

そばの実豆皿

そばの器 展の作品

来週、2021年8月23日から8月29日に、東京 銀座5丁目のACギャラリーさんで開催の企画展「そばの器」展に出展いたします。
陶芸家4名の方と木工品の私、田中陽三の5名による、そば料理にまつわる器の展示会です。
出品予定の作品の一部を紹介したいと思います。
そば料理を想定した拭き漆塗りのお椀、めん鉢、そば猪口、お皿、片口などです。
お椀は、たっぷり入る大きめのお椀で、口径は13.5センチあり深めです。
めん鉢は、口径18センチありますので、どちらも丼鉢としても使えます。木製なので、陶器製に比べると、熱も伝わりにくく、軽くて使いやすいと思います。
お皿は、7寸(21センチ)の胴張りの角皿ですが、少し彫りを強めにして表面を凹凸にすることで、ざるそば用のお皿として、そばの多少の水切れ感を良くしています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、外出のしにくい日々ですが、ご高覧いただけましたら幸いです。

会場 ACギャラリー 東京都中央区銀座5-5-9 阿部ビル4F  ホームページ
期間 2021年8月23日(月)~8月29日(日) 11:30~18:30 最終日は17:00まで

松の木の皿を彫る

明治時代に建てられた、大変大きな古民家が解体されることになり、そこから質の良い古材が沢山出て、これを再生して何か出来ないかと言う相談を受けました。
大変、良い材木を使って建てられた古民家だそうで、廃材として捨てるのも勿体無いので、少しでも使って、記念品的にでも残せないかと言う相談です。
とりあえず、床材に使っていたと言う松の木の板を持って来られ、これでお皿を彫ってみることにしました。
100年以上経過した松の床材ですが、床材と言えしっかり厚みもあり、彫ってみると、鮮やかな飴色の美しい松の木の色が現れました。脂のしっかり乗った濃い杢目の、松の特有の魅力的な表情です。
釘を抜いた跡などもありますが、これも味として使えそうなお皿が出来ました。
いい材を使って、しっかりした建物を作っていたことが感じ取れます。
少しでも、捨てることなく生かしていくことのお手伝いが出来ればと思います。

2021年8月16日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

そば猪口の仕上がり

2021年8月23日から8月29日に、東京 銀座5丁目のACギャラリーさんで開催の企画展「そばの器」に出展いたします。
陶芸家4名の方と木工品の私、田中陽三の5名による、そば料理にまつわる器や道具の展示会に制作していた、木のそば猪口の出来上がりです。
栗の木を彫って作ったそば猪口ですが、手で彫って、側面を面取りしています。
仕上げは、濃いこげ茶色に拭き漆塗りしています。
そば猪口といえば、木製品はあまり見かけず、やはり白磁や白磁の染付のイメージが強いかと思いますので、この木のそば猪口を手に取っていただける方が、はたしておられるだろうかと思ってしまいます。

会場 ACギャラリー 東京都中央区銀座5-5-9 阿部ビル4F
期間 2021年8月23日(月)~8月29日(日) 11:30~18:30 最終日は17:00まで

2021年8月10日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

そば用の片口を作る

栗の木でそば用の片口を作りました。
2021年8月23日から29日に、東京 銀座5丁目のACギャラリーさんで開催される、そばの器展に出展させていただきます。
蕎麦料理にまつわる器として、そば湯入れや出汁入れ用の片口を栗の木で作りました。
木工ろくろは使わず、刳りもので持ちやすいかたちを意識して作っています。
そば湯などある程度の容量を入れることを想定しながら、持ちやすさを考慮すると、少し深めの片口を作る必要があります。
8から10センチ厚の栗の木を、、口径狭く、そして深く彫るのは時間がかかるのですが、いろいろな道具を駆使しながら彫るのは好きなので、楽しく作っています。
拭き漆塗りで仕上げました。

2021年7月31日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

カトラリーを彫る

久しぶりに沢山のカトラリーを彫りました。
沢山と言っても、スプーン、フォークを各5,6本ですが、普段あまり作らないので、どうしても時間がかかってしまいます。
小さなコーヒースプーンをクルミの木で、一般的なスプーンとフォーク、デザートスプーンとデザートフォークを山桜の木で作りました。
最近では、金属のカトラリーと見紛うばかりの繊細でスタイリッシュなカトラリーを作られる方が多くなりましたが、私の作るものは、ざっくり彫った、ゆったりした雰囲気のカトラリーばかりです。
こんな雰囲気の私の作るカトラリーで、テーブルを楽しんでいただけると嬉しく思います。

2021年7月27日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ