工房 えらむ

木の器と手織の工房

07日

美術家 堀尾貞治さんの思い出

11月3日に、戦後日本を代表する前衛美術集団「具体美術協会(具体)」の元メンバーで、神戸を拠点に国際的に活躍した美術家、堀尾貞治(ほりお・さだはる)さんが79歳で亡くなられたことが報じられました。
堀尾さんには、私の工房に来ていただいたこともあり、その美術家としての活動ぶりにはいろいろ影響を受けました。
掘尾さんをはじめとする、美術家の方が集まるアトリエが私の工房から車で5分ほどの距離にあったことから、私も時々訪ねて行っては、いろいろ刺激をもらっていたました。
そんな縁もあって、私が工房を建てて間もないころ、掘尾さんをはじめとする、アートのグループの方が、私の工房でアートな集まりをやろうと言う事になりました。
10名近いアーティストの方が集まって、6月だったので「雨」と言うテーマでそれぞれが、作品を発表したり、パフォーマンス、インスタレーションを行うことになりました。
工房の内外をフルに使ってにぎやかに、そして痛快に楽しく時間は過ぎて行きました。
堀尾貞治さんの作品は、私の工房のファサード、格子状のガラス窓に、紙きれをテープで止めて、建物の構造体を利用して連続する漢字の「雨」を表現され、全員、恐れ入った!と皆感心しきり。
私の工房の建物を見て即興で思いついたと言われていました。
気さくな素晴らしい美術家の方でした。亡くなられたことを本当に残念に思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。