5寸茶托の漆塗り 栗の木で彫った、5寸(15センチ径)の茶托の漆塗りが出来上がりました。 栗の木を彫る際に出来ていく、自然な彫り跡をしのぎとして意匠的に残しながら彫り上げています。 仕上げは、黒っぽくした漆を拭き漆し塗りしながら、木の質感と杢目を生かして、落ち着いた雰囲気にしています。 作った茶托は、器の脇役として、あるいは器の引き立て役として、あまり自己主張しないながらも、少し存在感を持たせたいという思いがありますが、使い手の方が、どのような器を載せられて、お使いいただけるのか見てみたいものです。