工房をつつくもの

最近、工房で仕事をしていると、特定の場所からビリビリビリとか、ブルブルブルと言った振動音が聞こえてきます。
いつも工房の屋根で暴れまわっているカラスの音とは、ちょっと違う様子。
なかなかその音の正体をつかめなかったのですが、やっとその正体を写真に収めることができました。
音の正体は、キツツキの仲間コゲラが、工房のガラス窓の仕切りの柱をつついていたのでした。コゲラは、混群と言って、シジュウカラやヒガラなどと一緒に群れで行動していて、時々その群れと一緒に工房の小さな林にやって来て、朽ちた木などをつつく音が聞こえるのですが、単独で、工房の柱をつつくコゲラに出会ったのは初めてです。
工房の建物自体、廃材で出来ているので、柱の中に虫などがいるのかもしれませんが、それにしても、あまり餌など得られそうにない、柱を度々につついている変な奴がいるものだと思います。
工房のある場所は、森林でもない、水田の一角の雑木の生えたところと言ったところですが、こんなところにも、いろいろな野鳥がやって来て、楽しませてくれます。
最近、どうもぐうたら仕事をしている工房の主を、からかっているのかもしれませんね。

2021年6月24日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ