兵庫陶芸美術館で開催されている「内田鋼一 展」を見てきました。
陶芸家の内田鋼一さんの作品を初めて目にしたのは、書店で、2001年4月発行の雑誌「芸術新調」の表紙になっていた作品を見た時。雑誌の表紙の白い器を見た時、これまで見てきたいろいろな陶器とはどこか違う、何か違う、と衝動に駆られ、ためらわず雑誌を買って帰りました。
以来、目にする内田鋼一さんの作品は、今日まで、工芸の世界に強い影響力を持って時代を走り続けて来られているように思います。
会場では、大小の白を基調とした器作品が並べられ、色褪せることなく、時代の求めるものを表現するやきものの存在感を感じ取ることができました。
また、内田さんの表現に影響力をもたらしたと思われる、自身の独自の審美眼で集められた工芸品のコレクションの展示もあり、これもまた興味の尽きないものでした。
(会場での写真撮影は許可されていました)