栗本夏樹 漆造形展

伊丹市立工芸センターで開催されている「栗本夏樹 漆造形展  いのちの再生」を見てきました。
栗本夏樹さんは、漆の現代的な作品を製作する造形作家の方です。
会場には、大きな漆塗りのオブジェや、車のボンネットに螺鈿などの多様な漆装飾を施された作品が、伝統的な作品が多い漆塗りの世界で、強いインパクトを放っていました。
また、樹皮や段ボール紙に漆を施した作品など、一般的に漆塗りの対象とはされなかったものに、漆を施し変容する素材の美しさも、とても興味を覚えました。
私も、漆の美しさに魅せられて、刳り物の器に漆を施しているのですが、その技法は拭き漆の範囲を出ないので、多様な技法を駆使して漆の可能性を追求される作品には非常に魅力を感じます。
展覧会は、10月27日(日)までです。

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