夏はレゲエ

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レゲエは、ジャマイカ生まれの音楽ですが、暑さの中で聴くと、なぜか心地よく、暑さもすっきりと過ごせる。私にとっては、風鈴のようなもの。
レゲエを始めて聞いたのは、確か1970年の終わりごろ、NHKのラジオ番組で「若いこだま」と言うのがあって、上田正樹さんがDJをしていた時に、ジャマイカで流行っている音楽と言うことで、レゲエを紹介していたのが最初でした。最近のようにCMでも頻繁に流れるような時代ではなかったので、その後は、私はあまり意識することなく過ごしていたのですが、1990年にひとりでインドネシアのジャワ島を旅していた時に、タクシーの中で出会うことになりました。ジャワ島は南緯5度、ほぼ赤道直下にあって、日中は猛烈な暑さでしたが、たまたま乗ったタクシーから流れている音楽が、その暑さの中で、なんて心地よい音楽なのだろうと、タクシー運転手に何の音楽?と聞いたところ、レゲエだと言う。その日から暑い日、夏にはレゲエと言うパターンが出来上がってしまいました。かと言ってレゲエに詳しくて、ラスターカラーのファッションが好きと言う訳でのないのですが、夏は風鈴のようにレゲエを聴き流して、暑さを快適に過ごしています。

兵庫県小野市、私たちの住まいの、すぐご近所出身のレゲエアーティストJING  TENGさんは、素敵な数少ない日本人レゲエアーティスト。朗々と伸びやかな声で歌う日本語のレゲエは、とっても心地いい。

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