先月、第55回日本クラフト展が終了しました。
私の今年の出品は、桧と栗の木で作ったキャニスター。
桧も漆も抗菌作用があると言われていることから、蓋の部分は無塗装の桧を使用し、容器の部分は水に強い栗材を黒めの拭き漆塗りで仕上げました。
最近は、抗菌作用のあるいろいろな商品がありますが、私は、食品のための自然素材による、優しいキャニスターを提案してみました。
製作は、ルーターなどを使用していませんので、日頃の刳りものの器を作る要領で、あくまで手彫りの少々まったりとした容器になっています。
茶筒のような密閉性はありませんが、食卓にそのまま置いておいても良いような、気軽に使える容器になればと言う思いで製作しました。