カフェでの木のスプーンを作るワークショップ募集

いつもお世話になっている兵庫県多可郡多可町の自然に囲まれた素敵なカフェ チャッタナの森で木のスプーン制作のワークショップをさせていただきます。
彫刻刀や小刀で国産クルミ材を削ってスプーンを作ります。
よく切れる彫刻刀や小刀で、サクサク木を彫ったり削ったりする感触を楽しんでいただきたいと思います。
私のワークショップは、特殊な道具は使わず、購入しやすい道具を使いますので、ワークショップ終了後も自身で道具を調達して、楽しむことができるような内容にしています。
今回は、カフェのご厚意で、作ったスプーンでさっそくランチを召し上がっていただき、作られた木のスプーンの使い心地を体感いただける内容になっています。
まだ、定員に少し空きがあるようですので、よろしければご参加ください。
【日 程】2018年6月30日(土) 9:30~13:00
【会 場】兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41北播磨余暇村公園内 chattana(ちゃったな)の森 (ココロン那珂)
【対 象】木工を体験したい方、器を手作りしたい方(中学生以上)
【定 員】10人
【参加費】3,500円(材料、ビーフカレーまたはエビピラフを含みます)
【持 物】なし(道具は貸与します・木くずが付いてもよい服装で)
【協 力】多可町観光交流協会
 
主  催 chattana(チャッタナ)の森
申込方法 下記のchattanaの森までお電話いただくか、直接お申込みください。定員の場合は締め切らせていただきます。(募集締め切り6月28日)
問合・申込先  TEL 0795-32-4111
〒679-1103兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41
北播磨余暇村公園内 chattanaの森(ココロン那珂)
※ご不明点などございましたら、カフェへお問い合わせください。
※キャンセルの場合には必ず事前にお電話ください。

雑誌「住む。」66号に掲載いただきました

この度、建築・インテリア系の雑誌「住む。」2018年夏 66号に工房えらむの建物をテーマとした記事を掲載していただきました。
工房えらむの、建築家の方と廃材を使って建てた工房の建物に興味をもっていただいて、先日、株式会社泰文館「住む。」伊藤編集長さんと青木カメラマンさんに工房を訪ねていただきました。
工房建設に携わっていただいた、一級建築士の芦田義和さんとともに取材を受け、芦田さんとの対談形式の内容になっています。
建物の写真は、順光の光の中で撮影するのがベストという事で、東京より取材日前日には現地近くまで来ていただいて、当日朝の光の中で撮影が始まりました。
記事の写真は、どれも工房の雰囲気をしっくりと伝えるもので、日頃工房で仕事をしている主も気が付かない視線からとらえた写真もあり、素敵なページができています。思いがけず、表紙の写真にも使用いただいて、ちょっと恥ずかしいやら嬉しいやら。
編集長さんに勧められて「工房の四季」と言うタイトルで書いた、つたない自作の文章や写真も掲載いただきました。
機会がございましたら、最新号の雑誌「住む。」をご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年6月21日 | カテゴリー : 工房のこと | 投稿者 : えらむ

播州刃物の後継者を育てるクラウドファンディング

私たちの住む兵庫県小野市、兵庫県南西部「播州」に昔から根付く金物産業があります。 元々刀の鍛造が始まりとして、はさみなどを中心とした約 250 年の歴史をもつ大変質の高い「播州刃物」と呼ばれる地場産業です。
現在では様々な刃物が製造されて、海外においてもその品質の高さが評価されて愛用されています。
しかしながら、その産業に携われている職人の方は、高齢化が進み、徒弟制度による技術の伝承が難しい状況もあり、技術を引き継ぐ後継者の育成が急務となっています。この現状を解決するべく、地元の若いデザイナーの方が立ち上がられ、デザイナーご自身のご自宅の敷地に技術伝承のための工場を建設し、刃物職人を目指す方たちが、地域の職人全員から学べる環境づくりをされています。この運営にあたってクラウドファンディングを利用することで、その運営資金を調達するプロジェクトを取り組まれています。
工房えらむも木の器作り、織物作りにおいて、小刀やハサミなど質の高い刃物は必要不可欠なものです。ささやかですが、この地元「播州刃物」の技術が途絶えることのないよう、後継者育成プロジェクトの成功に向けて応援したいと思います。
もしよろしければ、このプロジェクトのクラウドファンディングにご協力いただければと思います。

クラウドファンディングのホームページ

 

 

三谷龍二さんのバターケース

もう30年以上前に買った木のバターケースを今も使っています。
これは、まだ社会人山岳会に所属して登山に熱中していたころ、1986年に北アルプスへ春山登山に行った帰りに、長野県の松本駅前の土産物店の片隅に置かれていた木のバターケースに目がとまったものです。
ペルソナ工房と言う名前で販売されていて、当時、木のバターケースはめずらしく、なんと言っても「BUTTER」と言う文字が丁寧に手彫りされていたのが、とても印象的で購入しました。
それから数年後、このバターケースの作者は、木工作家・デザイナーの三谷龍二さんの作品であることを知りました。
以来このバターケースは、我が家の唯一のバターケースとして今も使い続けています。
それからさらに何年か経って、神戸市内の工芸品店で、企画展をされていた三谷龍二さんにお会いする機会があって、バターケースの購入のお話をしましたら、ケースの状態は悪くなっていませんかとたずねられ、ひび割れや反りもなく、何の問題もなく使っていることをお伝えすると、喜んでいただいた記憶があります。
現在、私は自然とともに生活をしたいと言う思いから、サラリーマンを辞めて、木の器作りを仕事にしていますが、このバターケースを見ると、丈夫で飽きのこない、長く使い続けてもらえる作品を作っていかなければと、いつも思います。

 

 

 

 

 

 

木の家具 羽賀達哉 作品展

親しくしていただいている兵庫県篠山市の家具作家、羽賀達哉さんの作品展を見てきました。
私の工房からほど近い、兵庫県三木市の兵庫県立三木山森林公園にある風の森美術館で開催中の「木の家具 羽賀達哉 作品展 やさしい椅子と小さなテーブルたち そして 少しヘンなモノ」と言う展示会です。
羽賀さんの家具は、長いキャリアと確かな技術で洋家具を日本の暮らしに合うように作られ、木の質感を生かす手の込んだ塗装がほどこされた家具が中心です。
また洋家具以外に、随所に大変手の込んだ作りが施されているにも関わらず、それらが目立つことなく、使い手の立場に立ったやさしいフォルムの家具がたくさんありました。
そして、木工家ならではのアイデアに富んだ木のいろいろなグッズが、楽しませてくれます。
羽賀さんと久しぶりにお会いして、熟練の木工技術にしばし感心しながら、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年6月4日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

キャプションを楽しむ

5月3日~6月2日まで開催していました、文庫カフェ・ギャラリーSoukano(草加野文庫)での工房えらむ(木工)の「木のぬくもり展」が終了しました。
「木のぬくもり展」では、販売を目的とせず、普段あまりお目にかけることがなかった、器や木のおもちゃ、アート作品的なものなどを中心に展示しました。お出でいただいた皆さまありがとうございました。
文庫カフェ・ギャラリーSoukanoは、工房から車で6~7分ぐらいのところにある蔵書約1万冊の本好きのオーナーさんが、最近始められたギャラリーということで、キャプションをあえて作らず、展示作品にちなんだ、私の持っている本やCDをキャプション代わりに添えました。
楠の節穴の開いた大鉢に添えたのは、田村隆一さんの「詩人のノート」。廃材で作った鞄には、角田光代さんの「恋するように旅をして」。
タム帽子をモチーフにした器とアキーの実の小物入れは、「ボブ・マーリー」のCDを添えました。
作品と私の好きな本やCDとの連想ゲームを楽しんでいただければと言う思いの展示でした。この組み合わせには、オーナーさんも興味を持っていただいたようで、このような自由で楽しい展示機会をいただいたオーナーさんに感謝です。

 

 

 

 

 

 

2018年6月2日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

ぎゃらりーゆふ 2018年個展の搬入

2018年5月26日より6月3日まで、神戸市須磨区のギャラリー「ぎゃらりーゆふ」にて、工房えらむの染織と木の器と、ガラス作家の山口美妃さんとともに個展をさせていただきます。
今日は、「ぎゃらりーゆふ」へ作品の搬入に行ってきました。
工房えらむからは、田中陽三の手彫りの木の器作品、皿、椀、盆、重箱、カトラリー、カッティングボードなどを出品。田中雅子は、手織り布作品、マフラー、服、バッグ、テーブルセンターなどを出品。
ガラス作家の荒川尚也氏の下で修業された山口美妃さんは、ガラスのアクセサリー作品、ピアス、ブローチ、ネックレス、ピンバッジなどを出品されます。
個展のタイトル「爽風 硝子・染織・木の器展 涼やかな風が運んだ贈り物」と言うことで、楽しい作品が並びました。
すべて販売いたします。お時間がございましたらご高覧ください。

日時 2018年5月26日(土)〜6月3日(日) 10:00〜18:00 期間中は休み無し
会場 ぎゃらりー ゆふ 兵庫県神戸市須磨区竜が台6-14-6
神戸市営地下鉄  名谷駅下車 南へ徒歩8分
TEL    078-791-7748

 

 

 

2018年5月24日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

ぎゃらりーゆふ にて2018年個展

2018年5月26日より6月3日まで、神戸市須磨区のギャラリー「ぎゃらりーゆふ」にて、工房えらむの染織と木の器と、ガラス作家の山口美妃さんとともに個展をさせていただくことになりました。
「ぎゃらりーゆふ」さんには、独立して間もない私たちに、企画展としての個展の場をいただき、これを足掛かりにして、なんとか今日まで活動をつづけてこられることができました。
この度もありがたい機会をいただき、同ギャラリーでは3年ぶりの個展です。
個展のサブタイトルは、「爽風 硝子・染織・木の器展 涼やかな風が運んだ贈り物」と言うことで、この日のために用意した新作などを交えながら、楽しんでいただけるものを展示販売したいと思います。
お時間がございましたらご高覧ください。

日時 2018年5月26日(土)〜6月3日(日) 10:00〜18:00 期間中は休み無し
会場 ぎゃらりー ゆふ 兵庫県神戸市須磨区竜が台6-14-6
神戸市営地下鉄  名谷駅下車 南へ徒歩8分
TEL    078-791-7748

 

 

 

 

 

 

 

2018年5月23日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

ひめじアーティスト フェスティバル2018準備

明日、2018年5月19日から20日は、「ひめじアーティスト フェスティバル」が開催され、出展します。
今日は、明日から始まるフェスティバルの準備のため、前日のテント設営に行ってきました。
地元、兵庫県で、工房から1時間で行ける会場なので、仕事の合間に会場へ行って、テントを張って、また工房に戻って仕事ができるので、とてもリラックスして参加できます。
久しぶりに顔を合わせる、作家の方々と談笑しながら、準備するのも楽しいものです。
全国から145名のクラフト作家の方が集まります。
平成の大修理で美しくなった国宝姫路城を背景に催されるクラフトフェアに、お時間ございましたらお立ち寄りください。
「工房えらむ」はブース番号№62で出展しています。
みなさんとお会いできることを楽しみにしております。

日時 2018年5月19日(土)~20日(日)
19日 10:00~17:00   20日 9:00~16:00
会場 兵庫県姫路市 姫路城北側 シロトピア記念公園


 

 

 

 

 

 

2018年5月18日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

木の家具工房 林工亘 木工作品展

長い付き合いになる親友の木工家 木の家具工房 林工亘の神吉臣人さんが、木工作品展を大阪府箕面市のギャラリーで開催するので、会場設営の手伝いに行ってきました。
神吉さんとは、彼が美術大学卒業後、海外青年協力隊で中南米のエルサルバドルに赴任して帰国後まもなくに知り合いました。
その後、岐阜の高山で木工技術を修得し、家具工房勤務などを経て、現在和歌山県の北山村で廃校となった保育所に開かれた木工房で独立し、木工活動をしています。
昨年、テレビ番組の「遠くへ行きたい」で彼の工房が紹介されて、沢山の人に知られるようになってきました。
彼の作る家具は、実用性を重要視した、細かいところまで気持ちの行き届いた作品で、そしてどこか柔らか味のある、暖かい作品です。
家具のほかに使いやすいトレイや額、フォトフレーム、カトラリーも展示販売されています。神吉さんは毎日会場に在廊されています。家具のオーダーの受け付けもしていますので、ぜひこの機会に彼の作品に触れていただければと思います。

会場 ミカリ・ギャラリー 大阪府箕面市箕面6-2-18 Cafe サルンポヮク2F (阪急箕面駅から徒歩3分)

期間 2018年5月18日(金)〜21日(月) 11:00〜18:00 (最終日は14:00まで)

 

 

 

 

 

 

2018年5月17日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ