大きなお椀を彫る

オーダーをいただいて、栗の木で大きなお椀を彫りました。
直径13センチ、高さ10センチの深くて大ぶりなお椀。
お汁椀と丼鉢の中間ぐらいのサイズで、お汁もご飯ものも麺類も、なんでもそこそこの量が入って、多用途に使えるお椀。
そして、ころりとした形で片手でも持てる大きさ。
オーダーをいただいて気が付いたのですが、こんなサイズのお椀は、確かにほとんど市販されていないサイズ。
木工ろくろで作ったお椀より、手彫りの跡が残った、厚くぽってりした感じが好きと言う嬉しいご希望により、希少なストックの10センチ厚の栗材を引っ張り出してきて、久しぶりに深い彫りに悪戦苦闘しながらも何とか彫り上げることができました。
漆をしっかり塗って仕上げます。

手彫りのお椀

2020年6月6日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ