久しぶりに、蓋物の器を彫りました。
クルミの木で、11センチ角と20センチ角の器。
クルミの厚板を二つに割って、同じ木で蓋と胴を作って、ある程度杢目が続くようにしています。
蓋の縁は、トリマーなどで加工しますが、フリーハンド的に彫っていますので、蓋と胴がぴったりはまるようにするのに苦労します。
蓋が、ぴったりはまる時が、やはり快感ですが、彫りすぎると蓋が緩くなって、緊張感のない蓋物になってしまうと、魅力がなくなります。
食品衛生上問題の無いウレタンオイルで仕上げますので、水分のあるものも問題なく使用でき、匂い移りもありませんので、多用途に使えるようにします。