志村ふくみ展を見てきました

姫路市立美術館で開催されている「志村ふくみ展 いのちを織る」を見てきました。
国宝姫路城のすぐ東側に位置する、姫路市立美術館で、染織家 志村ふくみさんの展示会が開催されています。
志村ふくみさんは、1924年生まれの染織家で、人間国宝として、現在も現役として活躍されています。野山の草木から採取した染料で糸を染め、独自の感性で織りあげると言う大変手間のかかる作業を、ひたすら追求し素晴らしい作品を創作されています。
沢山の着物にしつらえられた展示作品のすべてが、自然素材をもとに創り出されたもので、自然を尊び、自然の素晴らしさを表現しているものと感じます。
私自身も、木や漆と言う自然素材を中心に作品作りをしていますが、志村さんの作品のように、じっくり自然と向き合い、その思いを、熟練の技術や感性から表現していかれる姿勢には、非常に学ぶべき点が沢山あり、自身の作品作りの目指すべき世界が、まったく遠く及ばない世界であることを、感じる機会になりました。

 

 

2020年8月13日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ