栗の木を彫ったお椀の拭き漆塗りが終わり、出来上がりました。
口径は11.5センチ、高さ6.3センチです。
親指と中指でお椀の縁を持って片手で持ち上げられて、もう片方の手を添えれば、楽に口元へ運べるようにと、少し小ぶりな大きさにしたお椀です。
私が、一番使いやすいと思い定番にしているサイズです。
それでも、女性の手では、少し大きいかもしれません。
私のものは、陶芸で言うところの手びねりに近い作り方ですので、ひとつずつが微妙に違っています。
なので、持った感じや、飲み口の感じもそれぞれ異なります。それも持った位置によって、また違ってくると言うことになります。
私が考えて、使いやすいようにと思って作ったお椀の個性が、使い手の方にうまくマッチングして、しっくりとなじむマイ椀として使っていただけるようになればと思います。