2021年3月16日より、台湾にあります国立台湾工芸研究発展センターで開催される、台湾・日本交流企画展「幸福工藝」展が始まりました。
私の出品作品は、工芸と言う世界においては、取るに足らない作品ですが、生活にまつわる工芸作品を通じて、メッセージを発信したいと言う思いで作った作品です。
この木の器は、木の実や種子をイメージして製作しています。
私たちの食べ物のほとんどは、自然界からの恵みに由来するものです。
そして、木の実や種子は、植物の起源を成すもとして、食べ物をこの器に盛ることで、食べ物が自然界から生まれ、その恵みを私たちは享受していることを実感し、敬い、感謝するきっかけになればとの思いで、この器を製作しました。
自然を敬い、しなやかに共生することこそが幸福ではないかと言う思いが、私が考えるこの工芸展のテーマに対する答えです。
会場:国立台湾工芸研究発展センター 台北ブランチ 4F企画展示室
(100 臺北市中正區南海路41號)
会期:2021年3月16日(火)~5月16日(日)