きれいな板目の栗材で、直径30センチ、厚さ2センチのお皿を製作中です。
木工ろくろは使用せず、板に円を描いて、ディスクグラインダーで荒彫りをして、四方反りの豆鉋で仕上げています。
ろくろで挽いたような端正な円ではなく、表面も鉋目の残ったざっくりとした仕上がりですが、この少しゆるやかな雰囲気が気に入っています。
栗の木の杢目が端正で、少し緊張感を与えてくれているようです。
そんなバランスを生かしていい雰囲気のお皿が出来上がることを願っています。
拭き漆塗りで仕上げて、9月に予定している東京での展示会にもっていければと思います。