桧と栗のキャニスター

桧と栗の木で作ったキャニスターです。
蓋の部分は桧を使用し、容器の部分は水に強い栗材を黒めの拭き漆塗りで仕上げています。
蓋の部分の桧も栗の器の漆も抗菌作用があると言われています。
最近は、抗菌作用のあるいろいろな商品がありますが、私は食品のための自然素材による抗菌作用のある、優しいキャニスターを提案してみました。
もう6~7年前に日本クラフト展の作品として製作して提案したのですが、作るのが面倒で、なかなか登場する機会がなかったのですが、久しぶりに展示会用に用意しました。
製作は、ルーターなどを使用していませんので、日頃の刳りものの要領で、手彫りの少々ゆるい容器になっています。
茶筒のような密閉性はありませんが、食卓にそのまま置いておいても良いような、気軽に使える容器になればと言う思いで製作しました。
この作品は、9月7日~13日に東京 日本橋高島屋7F 暮しの工芸にて開催の、丹波焼のコウホ窯 市野吉記さんと工房えらむ田中陽三の二人による、「陶と木のある食卓」展で展示販売の予定です。
期間中は、終日在廊予定にしています。(不在の場合もありますので、その際はご了承ください)
機会がございましたらお立ち寄りください。