木の抹茶茶碗作りに思う

栗の木を彫って作った、抹茶茶碗と棗。
栃の木を彫って作った、輪花型のお盆。
師走の日々、お茶を頂きながら、ゆったりとしたいものです。
木の抹茶茶碗も使われる方が増えてきたのでしょうか、多くはありませんが時々ご注文をいただくことがあります。
抹茶茶碗は、奥が深く、なかなか難しい世界で、納得のいくものができませんが、だからこそ作ってみたくなる器です。
陶器の抹茶茶碗には、名品と呼ばれるものが数多くありますが、木製の名品と呼ばれるものは、私が知らないだけかもしれませんが、ほとんどみかけることがありません。一生かかっても木製の名品と呼ばれような茶碗ができるとは思いませんが、陶器の茶碗と並べられるくらいのものがいつかできるようになればと思います。
最近は、日用品の器を数多く作ることが、仕事の中心になっていますが、納得できる木の茶碗作りをとことん追求するような仕事に、いつかシフトしていければいいなと思う日々です。

2022年12月13日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ