隅切り盆の仕上がり

先日、栗の木を彫った、縦横32センチ、厚さ2.5センチの隅切盆の漆塗りが終わり、出来上がりました。
栗の木の杢目と彫り目を活かして仕上げるために、拭き漆塗りをしていますが、隅切盆の少しフォーマルな雰囲気を出すために、漆に煤を加えて、真っ黒ではない、ほど良い黒さと感じる色合いに仕上げました。
写真が良くないので、写真では彫りの凹凸ばかりが目立って、少々落ち着きのない雰囲気に見えるのが残念です。
1枚板の刳りものによるお盆は、少し重くなりますが、木組みの物とは違った、重厚さと質感で、料理やお茶などを演出してくれるのではないかと思います。
この隅切り盆は、既に納品済みです。

2024年2月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : えらむ