ネパールからの手紙

ネパールから絵葉書が届きました。
知り合いの登山者、山本美雪さんからネパールヒマラヤの8000m峰、マナスル(8163m)の登頂に成功し、無事下山しましたとの報告の手紙。
彼女の登山は、昨年はネパールヒマラヤ、アマダブラム(6814m)、今年2019年5月にエベレスト(8848m)、ローツェ(8516m)の登頂に続き、10月にマナスル(8163m)の登頂と、1年間に3座の8000m峰に登頂すると言う、素晴らしい登山を行いました。
私もサラリーマン時代は、登山に熱中し、休日と有給休暇のほとんどを登山に費やす日々で、ヒマラヤやヨセミテのビッグウォールを夢見て登山していました。
ただ厳しい登山をするほどに、雪山で怪我をするなど、あまり登山センスもないと感じて、段々と山村や、自然とともに暮らしたいと言う思いにシフトしていきました。その結果として自然素材を使ったもの作りで生活するスタイルを目指し、脱サラし今日に至っています。私としては、今の生活スタイルも登山の延長線上にあると思っています。
山本さんは、5月に8000m峰に2座登頂して、なんとか10月にマナスル登頂を目指したいと言うことで、日頃は夜勤専門の看護師をして頑張っているのですが、今回は、資金的に厳しいので私にスポンサーになってほしいとの依頼があり、ごくささやかではありますが、資金援助させていただくことにしました。
彼女は、本当にこまめに登山経過をネパールからメールしてくれ、登頂の知らせの手紙とヒマラヤの地図を送ってくれました。
親しいネパール人登山家と連携を密にとり、信頼関係を構築しながら、登山を成功させていくやり方で、日々のトレーニングと高所に耐えられる体づくりの努力の結果として、大きな登山を成功に導いたようです。
日本人女性として1年間に3座の8000m峰に登頂した人は、まだいないようです。これから彼女はどこへ向かって行くのか、これからも応援していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月28日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ