うつわと道具と喫茶室ころはOpen

以前、神戸市垂水区にあって、器の販売や展示会をさせていただいた、「うつわと道具と喫茶室ころは」が、兵庫県三木市に移転して、本日プレオープンしましたので、行ってきました。
オーナー夫妻には、神戸市からのお店の移転に際して、候補地探しの相談を受けていて、ほんのちょっぴりですが、物件探しのお手伝いさせていただいたこともあって、この度の新しいお店のオープンには、思い入れもあり、楽しみにしていました。
お店は、私の工房からは車で15分足らずで行ける、三木市の郊外の田園地帯にあり、江戸時代に建てられたと思われる、大きな古民家を改装されています。
のどかな田園地帯のロケーションを背景に、ゆったりとした広い店内で、作家ものの器や雑貨選びが楽しめます。
カフェのスペースもあり、コーヒーなどを飲みながらくつろぐこともできます。プレオープン中は、カフェ利用のみですが、グランドオープンされた際は、神戸のお店では評判の、スパイスカレーなどの食事などもできる予定です。
とても寛げるところなので、機会がありましたらお立ち寄りください。

うつわと道具と喫茶室ころは
兵庫県三木市口吉川町大島55

2023年6月21日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

夏めくクラフト展終了のご報告

ギャラリーふく蔵での「夏めくクラフト展」は、昨日をもちまして、無事終了いたしました。
お出でいただいたお客様、ご購入いただいた皆様、お店の皆様、ご一緒いただいた作家の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
最終日にお出でいただいたお客様が、私の器をご購入いただき、レジでお支払い際の抽選会で、特賞を引き当てると言うサプライズがあり、お客様と一緒に大喜びすると言う楽しい出来事もありました。
工房敷地にある枇杷の実が、熟し始めました。ほとんどカラスに食べられてしまうのですが、せっかくなので、わずかに残った枇杷の実を器に入れて記念撮影しました。
器は、栗の木を彫って、中央に麻布を漆で貼った、30センチのお皿です。

岡山市のお店 海と月とさんへ納品

昨日、岡山県岡山市南区にある、「海と月と 暮らしの道具 吉野本店」さんへ納品に行ってきました。
お店の開店される前から、お声がけいただいていたのですが、まだお店に伺ったことがなかったので、納品を兼ねて初めてお店を訪ねてきました。
岡山市南の郊外の高台に建つ、築180年の古民家を改装されたお店です。
古民家の良さを生かしながら、オーナーさんのセレクトした器が、店内にゆったりと配置されて、とても落ち着いた、上品な空間でした。
自然に囲まれた建物と、見晴らしの良いロケーションが、器や雑貨選びをさらに楽しい時間に演出してくれるようなところです。
四季折々、また違った趣を楽しめるところだと思います。

海と月と 暮らしの道具 吉野本店
岡山県岡山市南区川張995

 

2023年6月17日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

播州清水寺の住職さんの思い出

先日、西国第二十五番霊場 播州清水寺の住職さんが、永眠されたことを知りました。
住職さんご夫妻は、私の木の器等の作品を気に入っていただいて、何度か工房を訪ねてくださいました。
私の拙いお椀を、住職さんの朝がゆを食べるのにちょうどいいと仰って、お使いいただりもしていました。
時折、お寺へ納品に伺うと、気さくにお声がけいただいて、いろいろな話をしてくださるのが楽しみでした。
標高約500メールの山上にあるお寺ですが、住職さんの子供のころは、現在のお寺への車道がまだ無くて、生活が大変だったことなど、とても気さくに話してくださり、昔のお寺の様子など、興味が尽きませんでした。
また別の日に、納品にお寺を伺った時には、先代の住職さんが、地中から偶然発見したという仏像があって、その仏像を明日から一般公開するのだけど、今ちょうど準備ができたところだから、よかったら見て帰りなさいと、その仏像を案内してくださったりして、特に信仰心のある訳でもない、ただ単なる木の器の作り手に過ぎない私を、ていねいに対応してくださる、本当に気さくで心優しいお人柄の方でした。
享年85歳で、もっとお会いしていろいろな話をお聞きしたかったのですが、本当に残念です。
住職さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2023年6月15日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

グミと片口

工房の敷地に自生しているグミの実もほぼ終わりとなり、熟するほどに野鳥に食べられていきます。
わずかに残ったグミの実を、栃の木を彫って拭き漆塗りで仕上げた、浅い片口に入れてみました。
片口は、気ままにフリーハンドで描いたラインに沿って彫り上げたものです。
堅苦しくなく、自由な雰囲気が気に入っています。
浅い片口なので、ちょっとした小鉢として使っても楽しいと思います。

 

明日から夏めくクラフト展

兵庫県加西市の酒造会社 株式会社富久錦さんのギャラリー「ふく蔵」@fuku_kuraで2023年6月6日~18日「夏めくクラフト展」を開催させていただきます。
今日は、作品の搬入をしてきました。
陶芸家(渓水窯)の芥川清・芥川けいこ
レザークラフト作家 Willy
草木染作家 大久保佳子
木の器(工房えらむ)田中陽三
の5人によるクループ展です。
ふく蔵は、造り酒屋ですので、お酒も購入でき、季節の食事もできます。
お気軽にお立ち寄りください。
日時 2023年6月6日(火)~18日(日) 10:00~18:00 (最終日は16時まで)
会場 ふく蔵 兵庫県加西市三口町1048 (駐車場有)
TEL 0798-48-2005
2023年6月5日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

夏めくクラフト展 ふく蔵にて

兵庫県加西市の酒造会社 株式会社富久錦さんのギャラリー「ふく蔵」で2023年6月6日~18日「夏めくクラフト展」を開催させていただきます。
陶芸家(渓水窯)の芥川清さんと芥川けいこさん、レザークラフト作家のWillyさん、草木染作家の大久保佳子さん、と木の器(工房えらむ)の田中陽三の5人によるクループ展です。
私は、お酒を楽しむぐい吞みや、美味しく食事や肴を楽しむ食器、お盆などを出品します。
加西市の郊外にあるふく蔵は、美しい屋敷に囲まれたとても落ち着いた、雰囲気のある所です。
株式会社富久錦のお酒のラベルやロゴマークなどのCI.ブランディングは、世界的に有名なグラフィックデザイナー・アートディレクターの北川一成さんによるもので、なかなかおしゃれな雰囲気もあります。
ふく蔵は、造り酒屋ですので、もちろん美味しいお酒もその場で購入でき、季節の食事もできます。
いろいろなジャンルのクラフトが展示販売されますので、お気軽にお立ち寄りください。

日時 2023年6月6日(火)~18日(日) 10:00~18:00 (最終日は16時まで)
会場 ふく蔵 兵庫県加西市三口町1048 (駐車場有)
TEL 0798-48-2005 ホームページ

2023年6月3日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

グミの実と舟形盛器

工房の片隅に自生するグミの実が熟し始めました。
ちょうど田植えの時期に実るので、田植えグミや苗代グミと呼ばれたりするものもあるのですが、最近は、温暖化のせいか、熟するのが早くなっているように思います。
実が赤く熟するまでの、グラデーションがきれいなので、栗の木で作った舟形の盛器に入れてみました。
幅7センチ、長さ72センチの、拭き漆塗りのロングサイズで、ほとんどオブジェのような器。
いくつか作ってみましたが、こんなのは売れるのかなと思っていましたが、一番最初に購入いただいたのはヨーロッパの方でした。

木の角鉢とイチゴ

工房の畑で採れたイチゴを、栗の木を彫って、拭き漆塗りで仕上げた角鉢に入れてみました。
工房の隣の畑に植えたイチゴが、良い出来とはいえないもいのの、まあまあ収穫出来て、今年は沢山いただきました。
市販のイチゴは、とても甘くて、ほとんど酸味がないものが多いのですが、我が家のイチゴは、酸味があって、ほどよい甘さで、とても好みの味です。
ほとんど小さなものばかりですが、稀にできる、ちょっと大きくてかたちのいいものを、自家製の木の鉢に入れてみました。
漆塗りの器に、果物も合うような気がします。

朝日現代クラフト展のころ

5月の下旬になると、確か2009年まで開催されていたクラフトの公募展、「朝日現代クラフト展」に熱心の応募していた頃を思い出します。
およそ30数年前に、独学で始めた木の器製作を職業にしたいと思ったものの、業界経験もなく、教えを乞う人もなく、当時はインターネット環境もほとんどなく、クラフトフェアも松本と丹波ぐらいしか思い当たらず、どうしたものかと思っていました。
プロになるためには、個展をやるか公募展で認められるかぐらいしか思いつきませんでしたが、とても個展をやる力量などなく、とりあえず公募展で技量を試して見ようと。
この頃5月の下旬になると、朝日新聞の夕刊に「朝日現代クラフト展」の受賞作品と講評が大きく記事として取り上げられていました。
コンテンポラリーなクラフトを軸足に置いた公募展でしたが、もうこれは見に行くしかないと、メイン会場の大阪梅田の阪急百貨店にでかけました。
広く薄暗い会場に展示された、巨大とも思えるクラフト作品、そしてありとあらゆる技法で、強いメッセージを発して来るような作品に、これは何だとまた衝撃を受け、会場の雰囲気にのまれながら、ふわふわと見て回った記憶があります。その後数年は、ちょうどバブル期の前後だった頃でもあったせいか、出展作品の購入予約も相当なもので、当時は異様な熱気に包まれていたような気がします。
作品は、コンテンポラリーなものが中心ですが、海外からの応募もあり、伝統工芸を駆使したものや、地場産業の高度な技術を生かしたものなどもあり、挑戦的で斬新な作品等が入賞し、高く評価されていました。
この会場に、自らの作品も並べてみたいと言う強い衝動にかられ、落選を繰り返しながら、1999年に入選を果たし、5年連続で入選することができました。
審査員も、柏木博さん、喜多俊之さん、日比野克彦さんや角偉三郎さんなどもおられ、出品する側も審査する側も、何か熱い熱量のようなもを感じました。
それから、木の器作りを職業にするまでに、かなりの時間を要しましたが、この公募展で感じた熱い思いが今の私の作品に反映されているかと言うと、お恥ずかしい限りです。

 

2023年5月24日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ