入れ子の角鉢の漆塗り

1ヶ月ほど前に栗の木を彫って作った、入れ子の角鉢の漆塗りができました。
全体を黒く拭き漆をして、最後につや消しで仕上げました。
近畿地方は、先日梅雨明けしたというのに、今日もまた雨。ここ最近は、ものすごい湿気で、漆塗りにとってはとても捗って、快適な環境ですが、部屋中が漆室みたいで、人間にはとても快適とは言えない日々です。
最近は、なぜか角ものをたくさん彫っているような気がします。
マイブームとでも言うのでしょうか。
角鉢を作るのは、丸鉢に比べて、私は倍ぐらいの時間がかかっているような気がします。そう言う意味では、角鉢はとても生産効率の悪い器のようですが、手で彫ることをメインにしている私にとっては、手だから出来る仕事になお面白味を感じるのかもしれません。

入れ子の木の器

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年7月22日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

木の角鉢に季節のもの

栗の木を、ほとんどフリーハンドで彫った角鉢です。
少し黒めの拭き漆塗りで仕上げました。
工房横の畑で採れた、ミニトマトとブルーベリーを入れてみました。
気分にまかせて、ざっくりと彫った木の器と季節のもの、
やはり自然のもの同士は、相性がいいような気がします。

7月18日(土)、19日(日)、20日(月) 10:00〜16:00は、工房ギャラリー定期Openしています。
お気軽にお立ち寄りください。

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2015年7月18日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

栗の木の角皿

栗の木で角皿を彫っています。
3センチの厚みの材で7寸角(21×21センチ)の角皿です。
角皿で、このように平面で構成されている器を彫るのは、とても手間がかかります。
丸い器で、曲面で構成されているものに比べると、平面と平面を際立たせて彫る作業は、私には、はなかなか大変で、相変わらず、丸鑿を主に使いながら、ゆっくりと彫っているので、時間がかかってしまう仕事です。
なので、写真の角皿をすべて一日で彫った訳ではありません。
拭き漆塗りで仕上げる予定です。

木の角皿

 

 

 

 

 

 

 

2015年7月8日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

入れ子の角鉢を彫る

栗材で入れ子の角鉢を彫りました。
コンパクトに収納できる、入れ子の器は、個人的に好きな器のスタイルです。
栗材の端材を集めて、大きさ、厚みの異なる3個一組の入れ子にしました。
いろいろな大きさの端材の有効活用も兼ねて、作っていますが、杢目も木味も異なる材が組み合わさって、一つの器になるのも面白く感じます。
今回は、厚みを調整しながら、収まりを考えて作りました。入れ子は、収納した時の美しさみたいなものが、ひとつのポイントになるかと思いますが、なかなか難しいです。
そして、入れ子の器にすると、一作品作るのに、たくさん彫らなければならないのが大変です。
拭き漆塗りで仕上げる予定です。

入れ子 木の器

 

 

 

 

 

 

 

2015年6月26日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

5寸鉢の塗り上がり

先月彫り上がった、栗材の5寸鉢(約15センチ径)の漆塗りが終わりました。
栗材の杢目を生かしつつも、目立ちすぎないよう、少し黒くして、拭き漆塗りで仕上げました。
この梅雨の時期は、漆の乾きが非常に良く、早いペースで塗り上がり、じっくり乾かすことができました。
一般的に漆が乾く条件として、湿度は70〜80%、温度は24〜28度位が最適と言われていますが、この時期は、ほとんどこの条件に近いので、温度、湿度管理をしなくても、しっかり直ぐ乾きます。
私の使っている漆室の扉は開けっ放しで、なにもすることがないので、一番楽な季節です。漆室といっても、古い洋服ダンスを改造しただけのものなので、特別なものではありませんが。

木の器

 

 

 

 

 

 

 

2015年6月23日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

しずくの片口

最近つくり始めたのが、しずくのかたちをした片口。
木の片口は好きで、以前からよく作っていたのですが、ほとんど厚い木を深く彫り込んだものでした。
今回は、厚さ3センチ位の板を彫った、浅いものです。
板の個性を少し生かしながら、フリーハンドで木取りします。注ぎ口が左右に少し傾いているのも、しずくらしくて面白いかなと思っています。
用途は、もちろんソースや出汁を注ぐのに使えますが、浅いので、小鉢として使うのもおもしろいのではないかと思います。
写真の片口は、栃の木の杢目の面白いところを使って、拭き漆塗りで仕上げています。

木の片口

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年6月16日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

隅切りの器を彫る

厚さ3センチの栗の木で、7寸角(約21センチ)の隅切りの器を彫っています。
彫りに使う鑿は、3分の平鑿と、あとはほとんど1寸の丸鑿が中心。
巾の広い丸鑿を多用し、そして細かい線引きはぜず、ほとんど見た目の感覚でだけで彫っていますので、彫りは全体的にざっくりとしたものです。なので同じものを彫っても少々不揃い感はあります。
栗の木のまったりとした杢目を生かしながら、黒いつや消しの漆で仕上げます。
色々な場面で、気軽に使っていただける器になれば良いのですが。

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2015年6月5日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

小鉢を彫る

栗の木で5寸径の小鉢を彫っています。
4月下旬から5月中旬まで、展示会が続き、その後も色々な方が工房へお見えになったりと、ばたばたと過ごしていましたが、最近やっと落ち着いて、製作モードに戻って来ました。とは言っても作品の製作スピードの遅さは、相変わらずです。
4センチ厚の栗の木を、15センチの円を基準にフリーハンドで下書きをします。意外とこのフリーハンドと言うのが、思うようにいかなくて、自然なラインにはなかなかなりません。
15センチ径ともなると、少し電動工具で荒彫りできるので、それから丸鑿で彫っていきます。フリーハンドのラインも丸鑿でざっくりと彫りながら、また調整しながらの製作です。
このような仕事は、数を作ることで、自然な美しい作品が出来るようになるのではないかと思います。そういう意味では、まだまだもっと作品を作り込まなければダメではないかと感じています。

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2015年5月23日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

身度尺のお椀

栗材でお椀を彫っています。
お椀のサイズは、直径12センチ、高さ6センチ。
これは、私が好きだった工業デザイナーの故 秋岡芳夫氏が著書に書かれていた、身度尺によるもの。
秋岡氏によると、古くから使用されているお椀のサイズは、みそ汁を入れる汁椀も、ご飯を盛る茶碗も口径を測ってみるとほぼ4寸(12センチ)。材質も違えば、産地も違う椀と碗が、工業規格も無い時代に、揃いの大きさに作られている。それは、4寸という椀の口径は、ちょうど親指と人差し指を広げた時に、しっくり収まる寸法だから、と言うことです。
古くから、人間のからだを基準にした「身度尺」によってサイズが定められている。「寸」(3.03cm)も「尺」(10寸・30.3cm)も「丈」(10尺・303cm)も、みんな人間のからだの寸法から導きだされた「身度尺」によるものとのこと。
このことは、もの作りをして行く上で、とても基本的で、大変重要なことだと思います。
とかくデザインや素材の大きさにとらわれて、使い勝手の悪い作品を作っていることがしばしばなので、このお椀は、秋岡氏のことばをもとに、あらためて彫ってみました。

木の器 お椀

 

 

 

 

 

 

 

2015年4月11日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

楕円の器を彫る

栗の板で楕円の器を彫っています。
素直な杢目の綺麗な板目の板で、縦28センチ、横45センチ、厚みが3センチほどあります。
こんな板があるとどうしても、杢目の中央を器の中心にした器が作りたくなります。節などを避けて木取して得られた板だと、これを小さく切り刻んで、小さな器を作る気にどうしてもなれなくて、結果的に大きな器になってしまいます。
綺麗な杢目の板があると、いつもこんな調子で、大きな器ばかり作ってしまいます。
実用性を考えると、あまり要求があるとも思えないので、いささか悩ましく感じるのですが、 せっかく綺麗な杢目の板と出会ったのだから、捨てるところをできるだけ少なくして、一番きれいな器にしてあげたいと、いつも思ってしまいます。

木の器

 

 

 

 

 

 

2015年4月4日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ