工房 えらむ

木の器と手織の工房

12日

手刳り椀の漆塗り

1ヵ月ほど前に、栗の木で彫っていたお椀が出来上がったので、拭き漆塗りをしました。
栗の木は、とても個性のある木で、同じ樹種でもその表情は、すべて異なります。
私の作品のほとんどは拭き漆で、木の表情をできるだけ生かして、木の個性や味わいを大切にしたいと思って作品作りをしています。
フリーハンドで手繰りのお椀の、ざらりとした彫り跡に、少し色を加えたり、違う漆を塗り重ねるなどしながら、杢目と合わせて、器がよりおもしろいものになることをめざして拭き漆をしています。
陶芸で言えば、手びねりや手回しロクロで作った器を、薪窯で焼いたような味わいが出せればと思いながら、作っているのですが、意図したとおりには、なかなかならないようです。

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