親しい作家さんの個展めぐり

今日は、親しくしていただいている作家の方から個展の案内をいただいて、夫婦で個展巡りをしてきました。
最初は、いつも私たちの個展でお世話になっているギャラリーのオーナーのご主人で、レザークラフトの作家でいらっしゃる佐藤 健さんの「Unknown World 佐藤 健 革の世界Ⅹ」に行ってきました。
一枚の革から立体的に表現されるアート作品の数々は、日本人でも作られる方は少なく、非常に高度な技術と根気のいる作業から生み出されるもので、大変素晴らしい作品ばかりでした。
神戸市須磨区竜が台6-14-6 「ぎゃらりーゆふ」 にて12月2日まで開催されています。

お昼は、神戸市垂水区仲田1-1-6 にある「カレーとうつわのお店 ころは」さんへ。「ころは」さんでは最近、工房えらむの豆皿を販売いただくことになったご縁で、お昼は、ころはさん自慢のキーマカレーを昼食にいただきました。
香り高いスパイスのきいたカレーは、他では味わえないちょっとくせになるおいしさ。

最後は、染織家の岡みちこさんの個展を神戸市灘区六甲町1-1-5にある二つのギャラリー「一客一箸 ことほぎや」でのテキスタイルミニアチュール アーカイブと「着物悉階 あきつ」での 染め織りのこと・コト2018を見に行ってきました。
マフラーやショールなどの染め織り、フェルティングのクラフト作品を、岡さんも在廊されていて、説明を聞きながらじっくり作品を見せていただき、またゆっくりいろいろな話もさせていただき楽しい時間を過ごさせていただきました。
ミシンワークによるテキスタイルフレームは大変印象的でした。
岡さんの個展は、本日が最終日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年11月26日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

木木市に行ってきました

兵庫県立丹波年輪の里で春と秋の年2回開催されている材木販売市「木木市」に行って来ました。
兵庫県丹波市周辺の材木店、製材所などが、材木を持ち寄り一般に販売する機会です。
針葉樹から各種広葉樹まで、また端材などが安く販売される機会として、毎回多くの方が買いに来られます。
最近は、久しく行っていなかったのですが、今回は、展示台と什器の製作のため、地元丹波産の格安ヒノキ材を買うために行きました。
会場に行くと、親しい木工家や知り合いに会うことが多く、いろいろ近況を交わすのも楽しいものです。
もう20年ぐらい続いている材木市かと思いますが、以前は格安の端材などの掘り出し物がけっこうあったのですが、最近はお客さんも増えて、ちょっと値段も格安とはいかなくなったような気がします。それでも、いろいろな材を気軽に買える機会として利用されてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

2018年11月24日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

梅の花の小皿を作るワークショップ参加者募集

兵庫県多可郡多可町にあるおしゃれなカフェ チャッタナの森で梅型の木の小皿を作るワークショップをさせていただきます。現在参加者募集中です。
クルミの木を使って梅の花の形をした小皿を手作ります。(直径12cm、厚さ13mm)
見晴らしのいいカフェでのワークショップで、ドリンクもつきます。
お気軽にご参加ください。
【会 場】カフェ チャッタナの森 兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41 北播磨余暇村公園内
【日 時】12月2日(日)13:30~16:30
【〆 切】11月29日(木)
【対 象】中学生以上
【参加費】大人3,800円(ドリンクを含む)
【定 員】10名  【持 物】なし 道具は貸与します
【協 力】多可町観光交流協会

【駐 車 場】 多可町余暇村公園の駐車場をご利用ください。
【主  催】chattana(チャッタナ)の森
【申込方法】chattanaの森までお電話いただくか、直接店舗にてお申込みください。
【問合・申込先】 TEL 0795-32-4111 FAX 0795-32-4119
〒679-1103兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41
北播磨余暇村公園内 chattanaの森(ココロン那珂)

 

 

 

 

 

 

栗の木の角盆を彫る

きれいな杢目の栗の木があったので、角盆を彫りました。
お盆としては小ぶりですが、5寸(約15センチ径)のお皿が2枚ゆったりとのるサイズです。
コーヒーカップとソーサーを2客のせてほぼぴったり。ぴったりサイズで少し深めなので、少々乱暴に持って運んでも、何となく安心感があります。
杢目の細かい板目の板なので、そのままでも十分表情があるのですが、我谷盆風に細かい彫りを入れてみました。また杢目の表情が違って面白く感じます。
仕上げは、拭き漆塗りで仕上げる予定です。
ちょっと小さめの取り回しのいいお盆もあると便利かなと思います。

栗の木の手彫り盆

 

 

 

 

 

 

 

2018年11月15日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

美術家 堀尾貞治さんの思い出

11月3日に、戦後日本を代表する前衛美術集団「具体美術協会(具体)」の元メンバーで、神戸を拠点に国際的に活躍した美術家、堀尾貞治(ほりお・さだはる)さんが79歳で亡くなられたことが報じられました。
堀尾さんには、私の工房に来ていただいたこともあり、その美術家としての活動ぶりにはいろいろ影響を受けました。
掘尾さんをはじめとする、美術家の方が集まるアトリエが私の工房から車で5分ほどの距離にあったことから、私も時々訪ねて行っては、いろいろ刺激をもらっていたました。
そんな縁もあって、私が工房を建てて間もないころ、掘尾さんをはじめとする、アートのグループの方が、私の工房でアートな集まりをやろうと言う事になりました。
10名近いアーティストの方が集まって、6月だったので「雨」と言うテーマでそれぞれが、作品を発表したり、パフォーマンス、インスタレーションを行うことになりました。
工房の内外をフルに使ってにぎやかに、そして痛快に楽しく時間は過ぎて行きました。
堀尾貞治さんの作品は、私の工房のファサード、格子状のガラス窓に、紙きれをテープで止めて、建物の構造体を利用して連続する漢字の「雨」を表現され、全員、恐れ入った!と皆感心しきり。
私の工房の建物を見て即興で思いついたと言われていました。
気さくな素晴らしい美術家の方でした。亡くなられたことを本当に残念に思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

2018年11月7日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

アート・クラフトフェスティバルinたんば2018終了しました

アート・クラフトフェスティバルinたんば2018が終了しました。
台風の接近に伴い順延となっての開催ですが、初日から素晴らしい好天に恵まれ、お客様も早くから沢山お出でいただき、大変素晴らしいスタートになりました。
私は、ここ最近展示ブース前で豆皿彫りの実演を行っているのですが、沢山の方に見ていただき、いろいろな感想やコメントをいただきました。
気を悪くされないで、と前置きされて、刃物の持ち方や彫り方を丁寧にアドバイスしてくださる方もいらっしゃって、本当にいろいろな方と交流させていただき、有意義な時間を過ごすことができました。
アート・クラフトフェスティバルinたんばのいいところは、一定の場所を除いて展示スペースはフリーなため、ゆったりと思いっきり自由に展示が可能なこと、そして展示ブースでテントを張って宿泊できること。
こんな楽しいクラフトフェアが27年間途切れることなく、今年も開催されたことに感謝です。
お出でいただいた皆さま、運営スタッフの皆さまにお礼申し上げます。

 

 

 

2018年11月5日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

明日からアート・クラフトフェスティバルinたんば2018

2018年9月29日~30日に開催予定だった、アート・クラフトフェスティバルinたんば2018は、台風の接近に伴い、順延となり明日2018年11月3日から、兵庫県立丹波年輪の里で2日間開催されることになりました。
今日は、明日からの開催に備えて、会場設営のお手伝いに行ってきました。
運営スタッフをしている訳ではないのですが、会場に近いこともあり、出展に際しては、会場設営と撤収の要員としてささやかなお手伝いをしています。
準備は、テント設営や、看板の設置、資材の運搬、駐車場のライン引きなど作業は大変ですが、お祭りの前日のようで、楽しい気分になります。
今年は、順延のため初めての11月開催、会場の県立丹波年輪の里の広場は、紅葉の季節を迎え、大変色鮮やかで、これまでにない秋の美しい風景の中での開催となりました。
2日間、天候も安定しているようです。ピクニック気分でクラフトフェアをお楽しみだければと思います。

 

 

 

 

 

 

2018年11月2日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

木のスプーンを彫る

最近、ご依頼をいただいて木のスプーンを彫ることが多くなりました。
私の作るスプーンは、とりわけスタイリッシュでもなく、特別機能的でもなく、どちらかと言うと削り跡の残った、朴訥としたスプーンかなと思います。
ただ、使い勝手だけは、気を付けて作っているつもりです。
こんなスプーンですが、新規開店のカフェから制作のご依頼をいただいたり、小さなスプーンを少しだけですがお願いできませんか、と言ったご注文をいただいたりと、私の作るスプーンを使いたいと思っていただけると嬉しくなって、たとえ1本でも快く作らせていただいています。
どちらかと言うと、最近小さなスプーンのご依頼が多くなったような気がします。以外と小さなスプーンが市場に少ないのかもしれません。大きくても小さくても手間は、あまり変わらないのですが、喜んで作っています。
スプーンを作っていて思うのは、シンプルながら、その形状と機能性を考えると大変奥が深く、私には、本当に満足していただけるものを作るのは、なかなか難しいと感じます。

木のスプーンを作る

 

 

 

 

 

 

 

2018年10月31日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

4寸茶托の出来上がり

栗の木で彫った4寸茶托(約12センチ径)の漆塗りが終わり、出来上がりました。
高台のない薄い作りで、ざっくり手彫りして、朴訥とした雰囲気の茶托をつや消しの黒い漆で仕上げました。
陶器にもグラスにもそれなりに馴染むようです。
手彫りした彫り跡が表面に残って凸凹しているので、冷たいグラスを置いた時に、結露のしずくで茶托とグラスがくっつかないのが、ささやかな手彫りのメリットといえるかもしれません。
もちろん、置いた器がぐらぐらしないように、茶托の見込みは、安定するように作っています。
小さな、銘々皿として使っていただくこともできます。

栗の木の手彫り茶托

 

 

 

 

 

 

2018年10月27日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

工房Openのお客様

2018年10月の工房Open日が終わりました。
久しぶりの秋の穏やかな好天に恵まれ、各地で大きなイベントが開催される中で、工房えらむを訪ねていただきました皆様には、本当にありがとうございました。
県外から車で3時間かけてお出でいただいたお客さまもいらっしゃって、本当にありがたく思います。
また、親しくしていただいているお客さまが、ご自身で作られた木の器を持参されました。
手で彫る木の器作りに魅せられて、心から木の器作りを楽しんでおられます。今回は、栗の木を手で彫って、料理の映える実用的な器を作られました。どんな料理を盛って、食事や宴会を楽しむかをイメージしながら楽しんで作られた器は、本当にのびやかで、素敵な器に感じます。
私も、このように料理をイメージして楽しんで作ると言う思いを持って作ることの大切さを改めて感じさせてもらいました。
お客様の器は、ご要望により、私が拭き漆塗りで仕上げてさせていただくことになりました。