ケヤキの小鉢とグミ

ケヤキの木を彫って、拭き漆塗りで仕上げた小鉢に、赤く熟したグミの実を入れてみました。
ケヤキの小鉢は手で彫って作っています。
丸い鉢ですが、手で彫った微妙な歪みやいびつさが、私には自然なものとの相性が良いように感じています。
工房の敷地に自生する大きなグミの木の実が、しっかり熟して真っ赤になりました。
この赤い色も自然が作り出した、なんとも言えない美しい赤色に感じます。
野生のグミですが、田植えグミとも呼ばれるとおり真っ赤に熟すと、工房周辺の水田は一斉に田植えが始まりました。
この自然の営みを静かに感じながら、作品づくりをしていきたいと思います。