昨日は、日頃、一点ものの木の器などを中心に販売していただいている、神戸市東灘区の「Gallery 住吉倶楽部」さんへ納品と、年末に向けての作品の打ち合わせを行いました。
そして現在、神戸市の「竹中大工道具館」で開催されている「第8回 座る・くらべる一脚展+2018」を、親しくしていただいている木工家の方が運営され、案内をいただいたので見てきました。
会場の竹中大工道具館は、1984年に神戸市中山手に設立された、日本で唯一の大工道具の博物館を、新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地に移転して新たに開館されている施設の1階ホールですが、都心とは思えない、素晴らしい庭園に囲まれた、落ち着いた佇まいの会場です。
会場には、15名の木工作家が製作された新作の椅子一脚と家具が並べられ、椅子は、すべて座ることができ、アンケートにより、デザインや坐り心地を投票できるようになっています。
「シコウの椅子」と言うテーマで、日々の仕事の中から生まれてくる、座り心地と機能性を追求した椅子であったり、遊び心や素材にこだわった椅子など、それぞれの座り心地がありました。
今回は、時間がなかったので竹中大工道具館の展示を見ることはできなかったのですが、収集された古い時代の優れた道具や、「道具」を使いこなす「人」の技と知恵や心、そこから生まれる「建築」とそれを取り巻く木の文化について、紹介されており、木工好きにはとても興味深い施設となっています。