以前、親しいお客様から、ハイジのお椀を作って欲しいと、ご注文をいただき、その時は、実用性を勘案して漆塗りのお椀をお渡ししたのですが、再度ハイジのお椀のご注文をいただきました。
今回は、より忠実に再現したハイジのお椀をお作りすることに。
ハイジのお椀とは、1800年代後期のスイスの物語、アルプスの少女ハイジが使っていたであろうお椀。
とは言え、イメージされるのはアニメに登場してくる、食事シーンのお椀のことだと思うのですが、どんなものが本当のハイジのお椀かは定かではありません。
多分、グリーンウッド的な手法で作られた白木のお椀だと思うのですが、私は、栃の木を手で彫って作ってみました。
お客様から頼まれたのは、お椀だけでしたが、せっかくなので私がイメージで作ったスプーンをプレゼントすることにしました。
正解のないファンタジーな器作り、こんなオーダーは、なぜかとても嬉しくなります。
オーダーいただいたお客様からは、このお椀を来られたお客様にお出ししたら、ハイジの椀のようですね、と仰ったとのことでした。
池田寛子 田中陽三 二人展
2024年10月24日から31日まで、兵庫県姫路市にあります、ギャラリーとーくにて池田寛子 田中陽三 二人展を開催させていただきます。
「おだやかに 羊雲浮かぶ頃 お茶の時間」をテーマに陶芸家の池田寛子さんと木の器の田中陽三の二人展になります。
10月25日(金)・26日(土)の2日間、事前の予約制(1000円 14時~、15時~)でお菓子とお抹茶をご用意いただけます。
やっと秋らしい季節となりました、お茶を味わいながらの、秋のひと時をお楽しみいただけましたらと思います。
機会がございましたらご高覧ください。
ギャラリーとーく
兵庫県姫路市平野町58 http://g-talk.jp
2024年10月24日(木)~31日(木)※28日(月)は休廊
11:00~18:00
静かな器
栃の木で大きなお皿を作りました。
縦約40㎝、横30㎝の大皿です。
特に、器そのものの自己主張は求めず、静かに自然な表情を伝えるシンプルなお皿にしました。
仕上げも、ナチュラルな表情としながらも、しっかり料理の盛れる塗装として、食品衛生法に適合したウレタンオイルを塗布しました。
仕上がりは、ほとんど塗装感がありませんが、水分にも強く、匂い移り、色移りを気にすることなく、どんな料理も気兼ねなく盛り付けることができます。
大きなお皿なので、収納には困りますが、そのままテーブルの上に置きっぱなしにて、買ってきた野菜をのせたり、季節の果物を入れたり、時にはドライフラワーを置いたりして、楽しむのも良いかと思います。
静かに食卓を彩るお皿です。
おのクリエイターラボ展示会
所属しております、「おのクリエイターラボ」の展示会が、2024年10月7日~10月18日に、小野市役所1階ロビー、ウエルカムギャラリーにて開催されます。
おのクリエイターラボは、小野市文化連盟の所属団体として、小野市在住の工芸品製作者、伝統工芸作家、アート作家などが集まって、互いに情報交換などを行う中で、それぞれの作品を公開し、技量を高め合おうと言う目的で集まったグループです。
今回は、8名による展示会です。
陶芸 田中明子
陶芸 井上仁志
写真 神内信夫
木の器 田中陽三
陶芸 桝本明彦
和紙あかり工房
金属アート 佐藤憲一
伝統工芸 高山辰則
2024年10月7日(月)~10月18日(金)土日休み 9:00~17:00
会場 小野市庁舎1階ウエルカムギャラリー
木・金・土の異素材展のWEB展が始まりました
うつわギャラリー陶和にて、2024年9月21日~25日まで開催しておりました、 『木・金・土の異素材展』が終了いたしましたが、10月3日より10月13日までの期間限定 WEB展が開催されます。
金属の森下シゲキさん、陶芸の若生沙耶香さん、木の器の工房えらむ・田中陽三による異素材の三人展が、WEBでお楽しみいただけます。
ギャラリーに行く機会が無かった方、遠くて行けなかった方など、WEBで購入いただけますので、よろしければうつわギャラリー陶和のサイトをご覧ください。
click → WEB展
ぐい吞みを彫る
栃の木でぐい吞みを彫りました。
最近は、日本はもとより、海外でも日本酒ブームとあって、ぐい吞みの需要も増えているようです。
ぐい吞みは、陶器が主流でしたが、最近ではガラス、金属、木製のものも増えてきました。
栃の木の少しクセの強いところを彫ってみました。
漆を塗って、できるだけ味わい深い雰囲気に仕上げたいと思います。
どのような味わいになるか、薪窯で焼く陶器のような楽しみがあります。
木・金・土の異素材展が終了しました
大阪府豊中市にあります、うつわギャラリー陶和さんにて2024年9月21日~25日に開催しておりました「木・金・土の異素材展」が昨日で終了いたしました。
金属のアルミ鍛金の森下シゲキさん、土の陶芸家の若生紗耶香さん、木の器の工房えらむの田中陽三による3人展で、でしたが、会場にお出でいただいた皆様、私のワークショップにご参加いただいた方々、ギャラリーの皆様、ありがとうございました。
展示会での出品作品の一部につきましては、10月上旬より、うつわギャラリー陶和さんのホームページにて、WEB展として、公開販売されます。
また、WEB展が始まりましたら、お知らせさせていただきます。
うつわギャラリー陶和での展示会とワークショップ
大阪府豊中市にあります、うつわギャラリー陶和さんにて2024年9月21日~25日に開催中の「木・金・土の異素材展」に出展しております。
金属のアルミ鍛金の森下シゲキさん。
土の陶芸家の若生紗耶香さん。
木の器の工房えらむの田中陽三による3人展です。
昨日9月22日には、展示会のイベントとしてギャラリーにて、工房えらむによる木の長方形皿を作るワークショップを開催させていただきました。
ほとんどの方が、彫刻刀を持つのは小学校以来と言う方でしたが、素材のクルミの木を、業務用の大きな彫刻刀で彫っていく作業にすぐに慣れていただき、皆さん木を彫る感触を楽しんでおられたように思います。
参加者の皆さんとは、おしゃべりをしながら、とても和気あいあいとした時間を過ごさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、ギャラリーの皆様、とても熱心に見学いただいたお客様、本当にありがとうございました。
9月25日までそれぞれの素材の個性を生かして作られた、食器やカトラリー、生活用具などを展示販売していますので、お楽しみいただければと思います。。
日時 2024年9月21日(土)~25日(水) 11時~17時
うつわギャラリー陶和
大阪府豊中市向丘2-10-10 リ・ライフビル1F
八角八寸皿
栗の木で、八角形の八寸皿をざっくりと彫りました。
八寸皿なので24センチ径で、厚さは3センチ。
拭き漆塗りで仕上げますので、どんな料理も入れられるようになります。
器の見込み部分は、平らにしていますので、いわゆる懐石料理の八寸の盛り付けにも使用できそうです。
八並びで縁起の良い器になれば、楽しいかなと思います。
陶器とは一味違った、木の食器の良さを楽しんでいただければと思います。