久しぶりのギャラリー巡り

今日は午後から、久しぶりのギャラリー巡り。
最初は、兵庫県三木市にある、ギャラリー驟(しゅう)さんで開催されている、「作品展 生木からつくる椅子」展へ。古い付き合いの木工家友達の藤田幸平さんがつくる椅子の展示会。
グリーンウッドと言われ手法で、コナラやアベマキなどの生木を削りながら、木の自然な曲りや表情を生かしながら、作られた椅子です。どれも一点物の手仕事の優しさを感じます。無機質な部屋にこんな椅子がひとつあるだけで、自然な温かみを感じることでしょう。

ギャラリー驟(しゅう) 兵庫県三木市与呂木628
2021年5月12日(水)~23日(日) 10:00~17:00

ギャラリー2軒目は、昨年秋の展示会でお世話になった、明石市のギャラリー風来さんで開催されている「3soku 中村靖夫+中村奈津美 竹と木と布 展」。
康夫さんの竹細工と木工の作品。奈津美さんの手紡ぎ染織による丹波布の作品。どちらも自然素材を使ったとても温かみのある作品です。とりわけ康夫さんの作られた竹かごを以前購入して、愛用していることから、今回の展示会では、新たな竹籠が欲しくて、新しい籠を迎え入れることにしました。

ギャラリー風来 兵庫県明石市天文町1-7-9
2021年5月15日(土)~23日(日) 11:00~18:00(最終日は17:00まで)

 

2021年5月19日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

2021年の梅雨入り

工房のある近畿地方が、今日梅雨入りしました。
今年、2021年の近畿地方の梅雨入りは、観測史上最早とかで、例年より20日以上も早く梅雨入りしました。
4月上旬から始めた、工房の外壁工事もちょうど終わり、工房は全面、焼杉板が張られ、引き締まった表情に変わりました。
例年、梅雨から台風の時期にかけて、工房の劣化した土壁の外壁から、雨水がしみ込んで、内壁が滝のように、浸水することがあり、いつもひやひやしていたのですが、焼杉板を張ったおかげで、この心配から解放されることになりました。
これで、工房の建物も小さな雑木林の一員として、当分佇み続けることができるような気がします。
ところで今年は、ツバメの姿をあまり見かけません。例年だと、春の空を軽やかく舞うツバメの姿をよく見かけるのですが、今年は非常に少なく感じます。例年より異常に早い梅雨入り、大陸を横断するツバメ達も、特異な地球の気象の変化を感じているのかもしれません。

 

2021年5月16日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

4寸取り鉢を彫る

栗の木で、4寸の取り鉢を彫りました。
高さ4.5センチ、口径は4寸で12センチ。
取り鉢なので、口径は小さめで、片手で持ちやすくしています。
器の見込みを少し平らにして、入れた料理が、良く見える雰囲気にしています。
木の取り鉢は、シーズン的には、鍋料理での使用は少ないかもしてませんが、熱い具材を取り入れても熱さが手に伝わりにくいと思います。
木の取り鉢は、陶器に比べると少ないですが、それなりにメリットはあるのではないかと思います。
ろくろは使わない、手彫りなので、陶芸で言うところの手びねり感覚の器で、杢目の違いと、いびつな形状を楽しんでいただければと思います。
拭き漆塗りで仕上げます。

2021年5月13日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

hatsutokiさんでの作品販売

この度ご縁をいただいて、自然豊かな織物、播州織の街、兵庫県西脇市を拠点とするファッションブランド、「hatsutoki」さんのWEBショップで木の器の販売をしていただくことになりました。
ファッションブランド、「hatsutoki」さんは、兵庫県西脇市で生まれた播州織物のブランドです。ブランドの紹介文を引用させていただくと、特別に細い糸を使い繊細な色合い、大胆な色使の表現、そして風合いにこだわった生地で服づくりを行い、コットンとは思えないようなとろける風合いの、気持ちの良い手触りを実現しています。はじめて触れた時、「これが本当にコットン?」と驚き感動する手触りのファッションを提供するブランドです。
人気のブランドとして注目され、NHK Eテレで特集番組が組まれるなど、全国的に人気のあるブランドとして活動されています。
この度「hatsutoki」さんのセレクト雑貨として、ネット販売いただくことになりました。
また、「hatsutoki」さんの商品とのコラボと言う仕事も少しいただき、思いがけず新しい仕事への展開のきっかけもをいただきました。

2021年5月8日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

栗の木のお盆の彫り上がり

コロナ禍のゴールデンウイークは、特に出かけることもなく、工房で静かに仕事。
先日から取り掛かっていた、栗の木のお盆が彫り上がりました。
柾目の栗の木で、縦25センチ、横35センチのサイズのお盆で、厚さは2センチで、彫りも浅めにしているので、少し小さめですが折敷としても使えると思います。
私の作り方は、木取りの型紙は作りますが、部材のカットはバンドソーのみで、内側の彫りのラインも、フリーハンドで鉛筆の線を引いて決めるだけなので、とてもゆるいラインで構成されています。木工と言えば、正確な指物的仕事こそが、良い仕事となっているのが一般的ですが、私は、恥ずかしながらほとんど木工技術もなく、ただ、思いつくままに切って、彫っての仕事ぶりで、出来上がりも、何となくゆるいものばかりです。
このお盆兼折敷も正確とは言い難い、不揃いの集まりです。
ありがたいことに、肩の力の抜けたこんなゆるい、お盆や器がいいよと、仰っていただける方がおられるおかげで、ほとんど休みなく仕事をさせていただいています。

栗の木のお盆栗の木のお盆

2021年5月5日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

2021年のGWはお盆彫り

例年、ゴールデンウイークは、工房定期Openの代わりに、少し長めに工房をOpenして、「工房展」として皆さんに楽しんでいただいていたのですが、昨年に引き続き、コロナ禍のため、中止としました。
昨年の今頃の思いから、さすがに1年後にはコロナ禍も治まって、平常に戻るものと思っていましたが、またも兵庫県は緊急事態宣言の発令となり、それも1年前より厳しい状況となり、少々気分も滅入ります。
そんな訳で、ゴールデンウイークも休まず、ひたすら仕事の日々です。とは言え、ほとんど休日のない日々を送っていますので、何も状況は変わらないのですが。
誰も来ないゴールデンウイークは、ひたすら遅れているお盆の制作に邁進の日々です。
栗の木で、お盆兼折敷を彫っています。写真は、まだ製作途上のもので、作業工程40%ぐらいのところです。
どうすれば作業効率よくできるのか、いろいろ考えた結果、お盆のかたちは違っても、同じ工程を全部やってから、次の工程に移るという方法でやっています。
相変わらずの製作スピードの遅さから、あまり効率が良いとは言えないようです。
早くコロナ禍が収まって、晴々した気分になれば、もう少し作業効率も上がりそうに思うのですが。
一日も早くコロナ禍が終息することを願いたいと思います。

 

2021年5月2日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

道路脇のアベマキ

工房からほど近くの道路の脇に、ぽつんと一本のアベマキの木があります。
工房の周辺は、水田と雑木林に囲まれたところなので、アベマキの木があることは何も特別なことはないのですが、なぜかぽつんと一本の木が道路脇にたたずむ姿を見ると、嬉しくなります。
木がここまで大きくなるまで、切られることなく、見守ってこられた地域の方の温かさのようなものも感じます。
うす緑色だった葉も、今ではすっかい濃い緑にかわりました。秋には大きなドングリも落ちて、道端でしっかり、ひとり四季の移ろいを見せながら、たたずんでいるアベマキの前を歩くのは、妙に楽しい気分です。

 

2021年4月27日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

クルミのトレイを彫る

ご注文をいただいて、クルミの木で、トレイを彫りました。
縦16センチ、横26センチ、厚さ2センチの小ぶりなサイズのものですが、一人用のトレイとしても食器としても、気軽に使える取り回しの良いサイズです。
写真のものは、まだ塗装をしていない状態ですが、食器としての使用に問題のない、衛生的なウレタンオイルで塗装します。
染みが付きにくく、匂い移りもしにくい塗装なので、トレイとしても、そのまま料理を盛りつける器としても使用できます。
収納のスタッキングにも考慮して作っていますので、複数枚揃えていただいて、いろいろコーディネートして使っていただけると楽しいかなと思います。

クルミの木のトレイクルミの木のトレイ

2021年4月25日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

創作玩具公募展への応募

岡山県美作市にある、現代玩具博物館が実施された創作玩具の公募展「小黒三郎賞・現代玩具公募展2021」に作品を応募しました。
木の器製作が仕事のメインですが、木の玩具、おもちゃ製作も活動のライフワークとして続けています。
製品化されて販売されている自身の玩具は無いのですが、シュミレーションゲームに夢中になる子供たちに、シンプルな木のおもちゃも面白いぞ!とメッセージを送りたくて、公募展を中心に、私の考えるおもちゃを提案してきました。
この度の公募展は、「アイデア・デザイン・多様性・安全性・製造可能性」を基準に上位10選が、入賞と言うものですが、残念ながら、応募49作品中の入賞には至りませんでした。

私の作品は、「森の万華鏡」と言う作品で、垂直の3本の棒に36枚の木のバーを自由にさして、いろいろな模様や表情を作って遊びます。使うバーは、全部でも、一部でもよく、自由にさして、いろいろな方向に配置して、動かしたり、交差させたりして、幾何学的な模様や自由な模様を作ります。それは、自由に枝葉を伸ばす樹木だったり、一定の秩序を持って構成される花の様相だったり。指でバーを動かしてやれば、万華鏡のように表情が変わります。
この玩具は、無塗装です。木と言う自然素材の素の手触り、触れ合う音、経年の色の変化などを、無限に広がる自由な造形を通じて、感じてほしいと言うメッセージを込めて。
私が思う玩具は、かつて寺山修司氏が言った「どんな鳥も想像力より高く飛べる鳥はいない」と言うコンセプトで、夢中になれるおもちゃが理想なのですが、私の大人の思いと、実際に遊ぶ子供の思いが、乖離しては話にならないのでしょうね。
この度の、応募作品すべては、現代玩具博物館(岡山県美作市湯郷319-2)で4月29日~5月5日まで展示されますので、機会がございましたらご覧ください。

2021年4月21日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

春蘭を頂く

工房に時々立ち寄られる隣町の鍛冶師さんから春蘭(シュンラン)をいただきました。
鍛冶師さんは、木工業界では伝説的と言えるほどの、鉋や鑿を造られる方ですが、山野草にも造詣が深い方で、これまでもいろいろ山野草についても教わってきました。
鍛冶師さんから電話で、春蘭を植えへんかと連絡があり、私も春蘭は、好きな花だったので、二つ返事でいただきますと。
庭のかたずけで、取り除くことになった沢山の春蘭の株が、私の工房の敷地にやって来ました。
春蘭は、北海道から九州に広く分布し、日本を代表する野生ランで、シンビジウムの仲間だそうで、主に里山や人里に近い山地の雑木林などに自生し、古くより季節の花や祝いの花として親しまれてきました。
春蘭は、ランとしての派手さはなく、里山に自生する、清楚な感じが魅力的です。上手く工房の日陰に根付いてくれるといいのですが。
そして、鍛冶師さんから春蘭にまつわる頂きものをもう一つ。春蘭の花を塩漬けしたもの。
塩漬けした春蘭の花を白湯にいれると、湯呑の中で、きれいに花が開きます。春蘭の香りと塩味のきいた飲み物を美味しくいただくことができます。
鍛冶師さんとは、いつもこんな感じで、感謝に堪えません。