クルミのトレイを彫る

ご注文をいただいて、クルミの木で、トレイを彫りました。
縦16センチ、横26センチ、厚さ2センチの小ぶりなサイズのものですが、一人用のトレイとしても食器としても、気軽に使える取り回しの良いサイズです。
写真のものは、まだ塗装をしていない状態ですが、食器としての使用に問題のない、衛生的なウレタンオイルで塗装します。
染みが付きにくく、匂い移りもしにくい塗装なので、トレイとしても、そのまま料理を盛りつける器としても使用できます。
収納のスタッキングにも考慮して作っていますので、複数枚揃えていただいて、いろいろコーディネートして使っていただけると楽しいかなと思います。

クルミの木のトレイクルミの木のトレイ

2021年4月25日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

創作玩具公募展への応募

岡山県美作市にある、現代玩具博物館が実施された創作玩具の公募展「小黒三郎賞・現代玩具公募展2021」に作品を応募しました。
木の器製作が仕事のメインですが、木の玩具、おもちゃ製作も活動のライフワークとして続けています。
製品化されて販売されている自身の玩具は無いのですが、シュミレーションゲームに夢中になる子供たちに、シンプルな木のおもちゃも面白いぞ!とメッセージを送りたくて、公募展を中心に、私の考えるおもちゃを提案してきました。
この度の公募展は、「アイデア・デザイン・多様性・安全性・製造可能性」を基準に上位10選が、入賞と言うものですが、残念ながら、応募49作品中の入賞には至りませんでした。

私の作品は、「森の万華鏡」と言う作品で、垂直の3本の棒に36枚の木のバーを自由にさして、いろいろな模様や表情を作って遊びます。使うバーは、全部でも、一部でもよく、自由にさして、いろいろな方向に配置して、動かしたり、交差させたりして、幾何学的な模様や自由な模様を作ります。それは、自由に枝葉を伸ばす樹木だったり、一定の秩序を持って構成される花の様相だったり。指でバーを動かしてやれば、万華鏡のように表情が変わります。
この玩具は、無塗装です。木と言う自然素材の素の手触り、触れ合う音、経年の色の変化などを、無限に広がる自由な造形を通じて、感じてほしいと言うメッセージを込めて。
私が思う玩具は、かつて寺山修司氏が言った「どんな鳥も想像力より高く飛べる鳥はいない」と言うコンセプトで、夢中になれるおもちゃが理想なのですが、私の大人の思いと、実際に遊ぶ子供の思いが、乖離しては話にならないのでしょうね。
この度の、応募作品すべては、現代玩具博物館(岡山県美作市湯郷319-2)で4月29日~5月5日まで展示されますので、機会がございましたらご覧ください。

2021年4月21日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

木の抹茶茶碗

先日紹介させていただいた、木の抹茶茶碗の出来上がりの様子です。
栗の木を彫って作った、口径約13センチ、高さは約8.5センチの茶碗です。
拭き漆塗りですが、少し黒っぽく仕上げながら、木の質感や杢目を感じれるようにしています。
私なりに茶碗の高台もつくってみました。
陶器のものとは一味違った、軽やかで、暖か味のある手触りの木の茶碗でいただくお茶は、いかがなものでしょうか。

木の抹茶茶碗木の抹茶茶碗

2021年4月5日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

お茶碗を彫る

折に触れ、木の抹茶茶碗を作っていますが、最近、制作のご依頼をいただくことが増えてきました。
栗の木で抹茶茶碗を彫りました。
もう既に出来上がっているものですが、まず木地の状態を紹介したいと思います。
茶碗づくりは、大変奥が深く、難しい世界ですが、私の場合は、木で作ることの良さに重点を置きながら、木の自然な表情、やさしさ、暖かさ、軽やかさなどを生かした、使いやすいお茶碗づくりをめざしています。
この度のものは、栗の木を彫って、拭き漆塗りで仕上げています。
口径は約13センチ、高さは約8.5センチで、手に収まりのよい、茶筅のふりやすいお茶碗になればと言う思いで作りました。
陶のお茶碗とは一味違う、木のお茶碗の良さを楽しんでいただければと思います。

木の抹茶茶碗

2021年3月31日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

器の底を彫る刃物

何故か、底の深い器を彫るのが好きで、とりわけ口径が小さくて、底の深い器を彫るのに、面白さを感じます。
よく同業者から、木工ろくろで荒彫りして、そこから彫り込めば楽なのにと言われます。
彫りによる刳りものを仕事としていると、妙なこだわりがあって、丸くないものや、ろくろの端正なかたちをなるべく出したくないと言う思いがあって、陶芸で言うところの手びねり感覚の木の器に魅力を感じています。
浅いものだと、曲りの丸ノミなどで、何とか彫ることができるのですが、口径が狭く深いと、それに対応する道具が必要になるので、どんな道具を使うかと言うところが、ポイントになります。
これなら彫れそうだと思う道具は、見かけるととりあえず買って使ってみるを繰り返しています。なので、そんな道具がいろいろ増えてきます。
実際に使ってみて、頻繁に使うもの、ほとんど使わないもの、あるいは形状に応じて細かく使い分けるものなどがあります。
何かパズルの謎解きのように道具使いをしていますが、よく考えると木工技術の無さと、不器用さの結果のような気もします。

 

2021年3月5日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

定番のお椀の出来上がり

栗の木を彫ったお椀の拭き漆塗りが終わり、出来上がりました。
口径は11.5センチ、高さ6.3センチです。
親指と中指でお椀の縁を持って片手で持ち上げられて、もう片方の手を添えれば、楽に口元へ運べるようにと、少し小ぶりな大きさにしたお椀です。
私が、一番使いやすいと思い定番にしているサイズです。
それでも、女性の手では、少し大きいかもしれません。
私のものは、陶芸で言うところの手びねりに近い作り方ですので、ひとつずつが微妙に違っています。
なので、持った感じや、飲み口の感じもそれぞれ異なります。それも持った位置によって、また違ってくると言うことになります。
私が考えて、使いやすいようにと思って作ったお椀の個性が、使い手の方にうまくマッチングして、しっくりとなじむマイ椀として使っていただけるようになればと思います。

手彫りのお椀手彫りのお椀

2021年3月2日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

栃の木のお椀を彫る

栃の木を彫ったお椀です。
おおよその口径を決めて、ほとんどフリーハンドで彫っています。
今回彫ったのは、おおよそ口径13センチ、高さ6センチのものです。
容量的には、沢山は入るので、お汁ものやいろいろな料理を入れて楽しむことができると思います。
日頃は、栗の木を中心に彫っているのですが、栃の木も大変魅力的な好きな木です。
きめの細かい木質が作る柔らかい表情、そして漆を塗ると思いがけない表情を見せるのが何とも面白いところです。
実用性を考慮して、しっかり拭き漆塗りをして仕上げます。どんな表情になるのか楽しみなところです。

手彫りのお椀

 

2021年2月20日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

お椀を彫る

栗の木でお椀を10個彫りました。
昨年秋にご注文いただいていたお椀ですが、作業スピードが遅く、時間的になかなか作業に入れず、気になっていたのですが、やっと彫り上げました。
口径は11.5センチ、高さ6.3センチです。
私が、一番使いやすいと思い定番にしているサイズです。
手で彫っているので、かたちが微妙に違っていると思います。なので、持った時の感じや、飲み口の感じもそれぞれ印象は異なると思います。
こんなお椀ですが、面白いと言っていただいて、ご注文いただくことが少し増えました。
今回は、一ご家族からのご注文で、それぞれどこか個性のあるお椀の使い心地を、ご家族で楽しんでいただけることは、とても嬉しいことです。
これからしっかり拭き漆塗りで仕上げていきます。

手彫りのお椀手彫りのお椀

2021年1月23日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

7寸隅切り鉢

7寸の隅切り鉢を作りました。
漆塗りは、根来塗り風に仕上げて、ハレの日の器にしたつもりです。
できれば昨年末のお正月用品の展示会に間に打合わせたかったのですが、塗りに手間取って間に合わず、やっと仕上がりました。まだ松の内という事で、朱色のお目出たい感じの器もいいかなと思います。
根来塗りの器は、大好きで、とりわけ古い時代の古色を帯びた根来塗りの表情にとても魅力を感じるので、自分でもやってみるのですが、なかなか思うようにいきません。
気に入った朱色がなかなか出せないことや、下地の黒漆の自然な擦れたような表情が出せないのが難しいところです。
いつか、満足のいく根来塗りの作品ができるようになればと思います。

2021年1月9日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

北海道からクルミ材が届きました

今年も北海道からクルミの良材が届きました。
1年前に北海道の材木店に薄くて幅の広い板の注文をしていたものです。
クルミ材は個性の強い木で、とりわけ幅の広い薄い良材はなかなか流通していないので、希望のサイズをお願いして、時間をかけて用意してもらわないと、まとまった量の確保は難しい状況です。
届いた材は、人口乾燥済みの、しらたを除いた赤身の板のみで、節や染み、木口割れも非常に少ない状態のもので、ほとんど捨てるところのない良材です。
以前は、丸太を買って、希望のサイズに製材してもらい、人工乾燥機に入れて運送会社に運んでもらっていたこともありますが、結果的には、経費をトータルすると、それなりの費用になります。そして製材してみないと、良い材かどうか判らないというリスクが伴います。
今回のものは、値段的には、一般的には少し高いのだろうと思いますが、立米単価契約で送料無料なので、すべて使いきれる良材のみを選定した、非常に歩留まりの良い板は、考えようによっては割安かとも思います。
無欠点の板ばかりを使って、作品作りをしている訳ではないのですが、需要に合わせた供給体制も必要と考えて、いろいろな材木店さんとお付き合いさせていただいています。
今日は、軽トラックに材の一部を積み替えて、保管場所に運びました。

2020年11月30日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ