隅切り盆の仕上がり

先月、彫っていた栗の隅切り盆が塗り上がりました。
栗の木の素地が消えない程度に黒っぽく、拭き漆塗りをし、最終的につや消しにして仕上げました。
今回は、2センチ厚の栗の木を彫って、33×22センチの隅切り盆にしました。栗の木は、薄くすると反りの心配があるので、板目の板を避けて、柾目や追柾の板を使っていますので、やや木目の面白さに物足りなさを感じます。とは言え、ざっくりとした鑿跡と、一枚づつ異なる、栗の木の木目の個性を消すことなく、黒く拭き漆で仕上げ、栗の木の味わいを生かしながら、多用途に使っていただける隅切り盆になることをイメージして仕上げました。

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2014年8月19日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

栗の木のトレーを彫る

栗の板を彫って、小ぶりなトレーを彫っています。
厚さ2センチ、縦26センチ、横16センチのサイズで、カップや湯飲みにお菓子などを一緒にのせて使えるぐらいの大きさ。
栗の木を、ざっくりと丸鑿で彫って、周りを平鑿と豆鉋で、削っていきますが、全体的にざっくりとした手の跡が残った仕上がり。
最終的には、漆を塗ってトレーとしてだけでなく、器としても多用途に使えるようにします。

木の器 栗の木のトレー

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年8月12日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

夏はレゲエ

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レゲエは、ジャマイカ生まれの音楽ですが、暑さの中で聴くと、なぜか心地よく、暑さもすっきりと過ごせる。私にとっては、風鈴のようなもの。
レゲエを始めて聞いたのは、確か1970年の終わりごろ、NHKのラジオ番組で「若いこだま」と言うのがあって、上田正樹さんがDJをしていた時に、ジャマイカで流行っている音楽と言うことで、レゲエを紹介していたのが最初でした。最近のようにCMでも頻繁に流れるような時代ではなかったので、その後は、私はあまり意識することなく過ごしていたのですが、1990年にひとりでインドネシアのジャワ島を旅していた時に、タクシーの中で出会うことになりました。ジャワ島は南緯5度、ほぼ赤道直下にあって、日中は猛烈な暑さでしたが、たまたま乗ったタクシーから流れている音楽が、その暑さの中で、なんて心地よい音楽なのだろうと、タクシー運転手に何の音楽?と聞いたところ、レゲエだと言う。その日から暑い日、夏にはレゲエと言うパターンが出来上がってしまいました。かと言ってレゲエに詳しくて、ラスターカラーのファッションが好きと言う訳でのないのですが、夏は風鈴のようにレゲエを聴き流して、暑さを快適に過ごしています。

兵庫県小野市、私たちの住まいの、すぐご近所出身のレゲエアーティストJING  TENGさんは、素敵な数少ない日本人レゲエアーティスト。朗々と伸びやかな声で歌う日本語のレゲエは、とっても心地いい。

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クラフト2つの楽しみ 定番とアート展

8月3日から8月17日まで、公益社団法人 日本クラフトデザイン協会の企画展「クラフト2つの楽しみ 定番とアート展」が、石川県金沢市のしいのき迎賓館で開催され、出展いたします。
素材を生かし、機能的で使いやすい飽きの来ないクラフト(定番)、そして生活を楽しく心豊かにしてくれる個性的で自由なアートなクラフト、この2つのクラフトを対比的に展示し販売する企画展です。
刳り物の木の器の、日常的に製作している定番品と、少し趣向を変えたアート的な作品を出展しています。アートと言えるかどうかは、あまり自信がありませんが、実用性にこだわらず、思いのままに作品を作る、ちょっと非日常的な気分のもの作りも楽しいものです。
各分野のクラフト作家の方との合同作品展です。機会がございましたら、是非ご覧いただければと思います。

期間 2014年8月3日(日)〜8月17日(日) 10:00〜18:00

会場 しいのき迎賓館 ギャラリーA・B        石川県金沢市広坂2-1-1   入場無料

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2014年8月3日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

木工ふたり展終了しました

7月16日から30日まで、兵庫県西脇市の国登録有形文化財 旧来住家住宅にて開催しておりました、木工ふたり展が終了しました。
今回は、文化財となっている建物の一部をお借りしての展示会ということで、私たちは、販売を目的とせず、これまで二人が取り組んできた木工作品を、多くの方に観ていただき、活動を検証していくことを目的としました。
会期中は、本当に沢山の方に会場に足を運んでいただきました。文化財の建物には、空調設備は一切ありませんので、会期中に梅雨明けを迎えてからは、非常に暑い日が続き、展示会場の蔵も、分厚い土塀とは言え、熱気がこもり、とても蒸し暑い会場になっていましたが、それでも多くの方に、熱心に観ていただけましたことに感謝申し上げます。
会期の後半には、地元新聞社の取材をいただいたことで、さらに多くの方に足を運んでいただきましたが、二人とも仕事の関係で、在廊している日が少なく、せっかく来ていただいたのに、お礼を申し上げることができず申し訳ありませんでした。
また、同時期に建物内で三人展をされていた、工芸家の方には、いろいろアドバイス等をいただき、楽しい時間をすごさせていただきましたことにお礼を申し上げます。
そして期間中、とても親切に対応していただきました、旧来住家住宅のスタッフの皆さまにもお礼を申し上げます。

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2014年7月31日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

島本契司 木のしごと土のしごと展

作品の納品の帰りに、親しくしていただいている作家の島本契司さんの「木のしごと 土のしごと 展」を見てきました。
7月29日〜8月3日まで、神戸市中央区の「ギャラリーあじさい」で開催されています。
島本さんも私も、以前から、木工作品を日本クラフト展や朝日現代クラフト展に何度か応募していて、お互い兵庫県在住者として、名前と作品を目にする機会が度々ありました。
島本さんの作られる作品は、とてもユニークでストーリー性があっておもしろいものが多く、どんな方だろうかととても気になっていたのですが、昨年、私が所属している公益社団法人 日本クラフトデザイン協会に島本さんが入会され、お会いする機会を得ることができました。
島本さんも私のことが気になっていたそうで、お互いにお会いできたことで、親しくさせてもらっています。ただお互いに描いていた作家イメージとは全く違っていたのが、笑えます。
今回の島本さんの作品は、木と陶の器を中心に展示されていますが、特にフリーハンドで手彫りされた木の器は、フリーハンドのおおらかなラインが自然で、木の表情にも味わいがあって、とても素晴らしい作品に感じました。
機会がありましたら是非ご覧いただければと思います。

会場 ギャラリーあじさい  兵庫県神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザ東館2F
期間 7月29日(火)〜8月3日(日) 11:00〜18:00 (最終日は17:00まで)

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2014年7月29日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

綿の花

栽培している和綿の花が咲きはじめました。
背丈は、7〜80センチになりました。先日の台風の直接の影響はなかったものの、それでも小野市郊外の高台にある畑は、台風の接近に伴い、強風が吹き、ほとんどの綿が倒れてしまいました。
倒れやすい植物なので、垣を作って起こしてやることにしました。
それでもなんとか成長し、三角形の蕾がつき、美しいクリーム色の花が咲きはじめました。
花は、夕方や翌日には薄いピンク色に変わり、しぼんでしまいます。
短い花の一生ですが、この時期だけ楽しめる美しい花です。

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2014年7月26日 | カテゴリー : 綿の栽培 | 投稿者 : えらむ

木工ふたり展会場にて

今日は、3連休の初日ということで、木工ふたり展会場の旧来住家住宅に、藤田さんと終日、在廊していました。
作者不在の日に、会場に足を運んでいただいた方には、申し訳ございませんでした。

会場の旧来住家住宅は、大正7年に当時の貴重な銘木を最高の技術で建てられた建物ということで、国の登録文化財に指定されています。
建物の施主は、地元銀行経営者の方であったことから、建物に関する建築用材の目録、経費の出納などが正確に記録され、当時の建築の状況が詳細に残されています。お願いすれば施設の担当の方が、詳細に建物について説明していただけます。
今回、木工の専門家の方が来られた際に、お願いして説明していただいたのですが、その銘木の種類の多さ、そして稀少かつ高級な材を、今では、再現不可能と思える高度な技術で加工、表現されていることに驚きました。
そして今日の夕方、会場では、NHKのドラマで注目されている武将「黒田官兵衛」が兵庫県西脇市出身ということで、戦国時代の結婚式を再現する模擬結婚式とブライダルショーが、生演奏とともに繰り広げられ、華やかな一日となりました。

 

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2014年7月19日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

明日から「木工ふたり展」

明日7月16日から30日まで、兵庫県西脇市の国登録有形文化財 旧来住家住宅の蔵にて、「木工ふたり展」を開催いたします。
今日は、午後から作品の搬入展示をしてきました。
会場の旧来住家住宅は、大正7年に建てられた民家で、当時の高級用材の銘木を、高い技術で随処にさりげなく生かしながら、造られた、木の好きな方には、ぜひ見ていただきたい建物です。
建物の敷地の前の溝には、錦鯉が泳いでいて、ちょっぴり津和野のような風情を感じさせてくれます。
欅の玉杢の一枚板で造られた庭門に迎えられる、薮内宗匠氏設計の庭もすばらしいものです。
素晴らしい建物をご覧いただくついでに、私たちの「木工ふたり展」をご高覧いただければ幸いです。

日程 2014年7月16日〜7月30日 (休日 22日・28日)  10:00〜18:00

会場 旧来住家住宅(きゅうきしけじゅうたく)蔵   兵庫県西脇市西脇394-1   入場無料

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欅の角皿を彫る

刳り物の作品の多くは、自身の好みで、栗の木で作っています。
しかし最近、以前に作った欅の大皿の追加製作のご依頼をいただいたこともあって、ここ数日、欅を彫っていると、欅がおもしろくなってきました。
欅は、ちょっと自己主張が強い木の雰囲気があるのと、固いものが多いので、手で彫るのはなかなか大変なので、普段はあまり使っていません。今回、製作用に在庫の欅材を探していると、以前に買った面白い木がいくつか出てきました。
木をゆっくり眺めて、じっくりと一点ものを製作していくのは、刳り物の面白さ。この木を彫りたいと言う、衝動にかられて彫るのは、楽しいものです。
オーダーの作品が終わった後、大きな角皿を彫ってみました。木の自己主張を生かしてやることができたでしょうか。
それにしても、今日は台風の接近に伴い、閉め切った工房内での作業は、蒸し暑くて大変でした。

欅の角皿を彫る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年7月10日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ