栗の木の、少し面白い杢目の板を使って作った板皿を、拭き漆塗りで仕上げました。
なかなか味わい深い杢目だけに、上手くいかして作品をと言う思いで、単純ですが板皿にしてみました。
縦21×横13×厚さ1.2センチサイズ。
あまり杢目を強調しすぎるのもどうかと、表目は、四方反りの豆かんなでラフに仕上げています。
漆を塗ると、そこそこ杢目と相まって味わい良い雰囲気になったかなと思います。
サイズ的には、板皿としても、湯呑とお菓子をのせたりして、銘々皿的に使うのも面白いかと思います。
いい杢目の板を使うと、それなりにいい雰囲気の作品が出来ますが、杢目頼みでもいけないと思います。とは言え、木の作品作りの魅力は、自然が創り出す木の表情を生かすことにあると思います。