重箱を彫る

日差しぶりに、栗の木を彫って重箱を作りました。
コンパクトな5寸(15センチ角)二段重箱と、7寸(21センチ角)一ケ重箱。
時節柄、この時期になるとご要望の多い重箱ですが、私が作るのは、厚板を彫って作る手刳りの重箱のため、とても時間がかかる重労働なので、最近はあまり作っていませんでした。
以前は、三段重なども苦も無く作っていましたが、さすがに最近は、作り控えるようになってきました。
それでも、重箱の蓋や重ねた器が、ぴったりと収まった時の快感が楽しくて、また作ろうかなという気にさせてくれます。
漆を塗って仕上げますが、もうすでに現物は仕上がっていて、先日の書道家の方との展示会でお披露目の後、納品予定先への納品が決まっています。

2021年11月30日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ