栃の木のお椀

栃の木のお椀の製作です。
高さ約7センチ、口径約14センチの少し大ぶりなもの。
手彫りで、ゆったりとした雰囲気のお椀にしています。
手彫りと言っても、純粋に手鑿のみですべて彫り上げたものではありません。
ドリルで下穴を開けたり、グラインダー等で削ったりしてかたち作っています。
木工ろくろを使っていないと言うことに過ぎないのですが、いろいろな手道具や機械を使いながらも、できるだけ手の感覚を反映させながら、器を作っていると言うことです。
仕上げは、撥水セラミック塗装です。
お椀のように、水分のある熱いものを入れることの多い器を。木のナチュラルカラーで仕上げる場合は、ウレタン塗装やガラスコーティングなどがよく使われますが、木の自然な風合いを生かしながら、丈夫で熱に強く、匂い移りを防いでくれる、食品に安全なセラミック塗装が最適と考えています。

2022年12月22日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ