第5回 ウッドワーカーズクラフト報告

2019年4月28日、29日に開催された、第5回ウッドワーカーズクラフトが終了しました。
 林業や木材利用の振興のための施設として運営されている、兵庫県立丹波年輪の里を会場に、木工家のみによるクラフトフェアが行われました。
今年は、近畿エリアを中心全国から約40名の木工家・材木販売の方が集まりました。
すべて木工関係者による展示会であり、そして木工好きのお客様の集まるイベントと言うことで、私は、ブース横の芝生広場にキャンピングテーブルと椅子をしつらえて、ひたすら、木工家同士のおしゃべりと、お客様との木工談義に、楽しくディープな2日間を過ごすことができました。
会場での公開制作を兼ねて、納期の迫るオーダー品の制作を予定していましたが、話に夢中になって、予定の半分ほどの数しかできず、ちょっと反省。
沢山のお客様や作家の方とお会いすることができ、楽しい時間を過ごすことができました。運営スタッフの方々に感謝申し上げます。

5月1日からは、工房えらむの工房展が始まります(5月1日~5日まで 10:00~16:00)。
新緑の工房へお気軽にお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

2019年4月29日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

2019年 ゴールデンウイーク工房展開催

2019年5月1日(水)~5月5日(日)10:00~16:00に工房にて、「工房えらむ 工房展」を開催いたします。
毎年恒例となりました、ゴールデンウイークの工房展を開催します。
兵庫県小野市に廃材で工房を建築し、自然素材を使い、木の器と手織りの工房を始めて7年が過ぎました。
私たちは、定期的に工房をオープンしたり、ワークショップを開催するなど、地域に開かれた工房として活動しています。
ものづくりの好きな方、田舎暮らしや自然の好きな皆さんに気軽に訪問していただいて、楽しんでいただければと思います。
私たちが制作しております木の器と織の作品の展示販売と、 古いもの雑貨・古民具の販売もいたします。
新緑の工房へお気軽にお立ち寄りください。

会場 工房えらむ 兵庫県小野市万勝寺町792-7
電話 090-8930-6701

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : えらむ

優しいスプーンを彫る

先日、神戸三宮のさんちかホールでの合同展示会に出展していた際に、私のスプーンを気に入って使っているので、もう一本欲しくて買いに来ましたと言われる、お客様がお出でになりました。
過去にお買い求めいただき、愛用されて、スプーンを使う時はほとんどこれを使っているとおっしゃられ、本当に使い込まれたスプーンを見せてくださいました。それは、もともとベビースプーンとして作っていた、柄の短い、子供の口に合わせて、すくう部分を小さめに作ったものでした。
口当たりを優しくするために、緻密な桜の木を削り、柔らかいカーブに丸みを付けて、削り跡を丁寧に磨いて仕上げています。
このスプーンは、最近はほとんど作っていなかったので、お客様がお出でいただいた時も在庫しておらず、お渡しすることはできませんでした。
ご愛用頂いていることに感謝して、再作成をさせていただくことにしました。大人の方にも好評と言うことで、今回は柄を長くした、一般的なサイズのものも作ることにしました。
これまでと同様に、漆の抗菌作用を生かして、拭き漆塗りで仕上げます。

木のスプーン

 

 

 

 

 

 

 

 

第5回ウッドワーカーズクラフトに出展します

2019年4月28日~29日は、兵庫県立丹波年輪の里で開催される第5回ウッドワーカーズクラフトに出展します。
兵庫県立丹波年輪の里は、林業や木材利用の振興のための施設として運営されていることから、日頃から木工技術の指導を行ったり、木材に関する様々な取り組みがなされている施設です。
そんな、木材や木工と深いかかわりを持つ施設で、木工家のみによるクラフトフェアが行われます。木工家のみのクラフトフェアは、まだ全国的にも少ないようです。
今年は、近畿エリアを中心に40名の木工家及び材木販売の方が集まり、会場の芝生広場にて展示販売を行います。
今年も親しくしていただいている武田製材有限会社(三重県)さんが出展され、材木販売される予定になっています。
武田製材さんは、数多くの種類の木、めずらしい木、果物の木などを製材して販売していることで有名な方で、今年もどんな木に出会えるのか楽しみです。
糸鋸刃の販売、飲食の販売などもあります。
兵庫県立丹波年輪の里は、芝生広場と沢山の樹種の樹木に囲まれた大変気持ちの良い場所です。
ピクニック気分でお楽しみいただければと思います。

日 時 2019年4月28日(日)~4月29日(月)
28日/10:00~17:00  29日/9:00~16:00
会 場 兵庫県立丹波年輪の里 兵庫県丹波市柏原町田路102-3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月16日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

ぶなのスポルテッドの大皿を作る

木の器作りを仕事にして、これまでで一番大きな器を作りました。
予てより、お客様から大切にしている気に入った木を持っているので、これを器にしてほしいと言うご依頼をいただいておりました。
古いぶなの木で、長い年月の間に木材を腐らせる菌糸などが広がって、スポルテッドと呼ばれる、独特の染みや色の変化が美しい景色を作っている個性的な木です。
この模様を生かして、できるだけ大きなお皿を作ってほしいとのご要望で、これまでで一番大きな、縦76㎝、横45㎝、厚さ4㎝と言う大皿の制作を行いました。
いわば朽ちる寸前の木で、なかなか扱いの難しい木でもあり、ともかく大いこともあって作業は大変ですが、これだけの大物はある意味やる気をかきたてられ、道具を駆使して、なんとか仕上げることができました。
オイルを塗って仕上げると、宇宙の広がりを感じさせるような模様の皿が出来上がりました。
お客様には、とても喜んでいただけて、嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

2019年4月10日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

「草原上の造形 30枚の板」参加者募集

私が所属している兵庫県小野市のアートグループ「アートプランおの」の2019年アート・プロジェクト、「草原上の造形 30枚の板」の参加者を募集しています。
募集定員まであとわずかとなりました。先着で若干名募集しています

【主催】 アートプランおの
アート・プロジェクト「草原上の造形 30枚の板」は、個人またはグループが共通の木材1by4材(183×9×2㎝)30枚を使って造形を行い、モニュメントやインスタレーションを公開制作し、兵庫県小野市のひまわりの丘公園多目的広場の芝生空間で競作するアートイベントです。(2日間で制作・6日間展示します)
【開催日程】
制作期間 5月11日(土)~12日(日) 9時~17時
展示期間 5月13日(月)~18日(土) 9時~17時
撤  収 5月19日(日)      9時~12時(表彰式)
【場所】
ひまわりの丘公園 多目的広場(指定エリア)兵庫県小野市浄谷町1545-321(R175沿い)
【内容】
公募した参加者10チーム(個人またはグループ)が共通の木材1by4材(183×9×2㎝)30枚を使って造形を行い、モニュメントやインスタレーションを公開制作し、作品展示します。表現形式は自由です。自由な発想、感性で制作してください。
【作品の規定】
・作品の大きさは、1区画5×5m=25㎡ に収まるもの。
・主催者が支給する板材1by4材(183×9×2㎝)30枚で制作するものとしますが、接合及び安全確保等に必要な部材の使用は差支えありません。
・野外展示に耐えうるもの(強い風雨に耐えるもの)
・見学者等に危険を及ぼさないもの、不快感を与えないものであること。
・着色は可能ですが、雨などで色落ちしないこと。
・稼働するものも可ですが、稼働域は指定区画の範囲内であること。
・5月10日(土)~11日(日)17時までの2日間で完成できること
・完成後の作品は、安全のためロープで作品エリアを区分し、来場者は作品に触れたり、立入ることは出来ません。
【制作参加費】
個人またはグループにつき3.000円
※中学生もしくは高校生のみでの参加は、参加費は無料
【制作補助】
1by4材(183×9×2㎝)30枚は無償提供します。(※制作のための工具、ネジ等の接合部材等は各自で用意してください。)
公園使用料、100V電源の使用料金は主催者で負担します
【その他】
・会期前に現地見学会・説明会を実施しますのでご参加ください。
・公開制作日までに準備、仮制作が必要な場合は、相談の上、事前に材料をお渡しすることもできます。
・イベント期間中の怪我・事故等につきましては、主催者はその責任を負いません。
【優秀作品の選定】
・2名の審査委員により最優秀作品を選定し、賞状及び副賞3万円を贈呈します
審査委員  新谷一郎(彫刻家) ・ 井上 直(アートプランおの代表・彫刻家)
・一般見学者による投票により、一番人気投票の高かった作品について、賞状及び賞品を贈ります
【応募方法】
A4サイズの用紙に、作品スケッチと説明文、又は文章による詳細な説明書を事務局 井上直まで、FAX・メールにて送付してください。
(代表者名・グループの場合は予定人数・住所・電話番号・メールアドレスを記載の上、提出してください)
【応募締切】
定員になり次第締め切ります。
【応募・問合わせ先】
アートプランおの事務局  井上 直まで
TEL/FAX 0794-63-4402  携帯090-2119-7156
E-mail gangan30※outlook.jp  ※は@に変更してメールしてください。

 

 

 

 

 

2019年4月2日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : えらむ

カッティングボードを作るワークショップ報告

今日、2019年3月30日、兵庫県多可郡多可町にある、お洒落なカフェ・チャッタナの森にて、クルミの木で作るカッティングボードのワークショップを行いました。
カッティングボードの片面に、チェック柄の彫り模様を入れて、サンドペーパーで磨いて仕上げる内容です。
彫刻刀で彫り模様を入れる際に、カフェの照明が思いのほか明るくて、彫り目の跡が判りにくいと言う、ちょっとしたアクシデントがありましたが、急遽カフェの照明を一部調整していただいて、なんとかやりくりしながらの作業となりました。
連続する彫り作業に苦労されながらも、全面にチェック柄の彫り目が入ると、それぞれ暖か味のあるカッティングボードが出来上がりました。
仕上げは、ボードをサンドペーパーの♯120、♯320で木地調整し、クルミオイルと耐水ペーパーで研磨し、滑らかなカッティングボードにしました。
急遽キャンセルのお客様などがあって、参加者は少なかったのですが、カフェタイムでは、みなさんの木の愛好家談議で盛り上がり、これもまた楽しい時間でした。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

鑿の柄のグミの木採取

私の工房の片隅に自生しているグミの木があるのですが、先日、工房に時々訪ねて来られる鍛冶師さんが、鑿の柄に少しもらえないかと。
鑿の柄は、樫の木のものが多いのですが、グミ柄の鑿は持ち手への振動が少なく、金槌の打力が素直に伝わる等として柄には、上質のものとされています。黄色味がかった柄の色もなかなか上品です。
拙い木工仕事をしている私に、いつも親身に道具の指導をしてくださる鍛冶師さんの申し出もあり、ちょうどグミの木も伸び放題で、何とかしなくてはと思っていただけに、お役に立てるとあって、一緒に柄に適した枝を落としました。
柄を採取に適する時期としては、冬が過ぎて時期が少々遅くなってしまったようですが、まあなんとかなるだろうと、手際よく適した枝を採取、私も自分用の枝を採取していきました。
切った枝は、鉈で部分的に皮をむいて、陰干ししておくと、黄色い良い色の柄になるとのこと。
金槌の柄にも良いそうで、私には、教わることすべてが新鮮で、とてもためになる話をたくさん聞かせていただいた鍛冶師さんとのひと時でした。

 

 

 

 

 

 

 

2019年3月26日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

カッティングボードを作るワークショップ参加者募集

兵庫県多可郡多可町のカフェ チャッタナの森でカッティングボードを作るワークショップをさせていただきます。
見晴らしのいいカフェで、新緑の森を眺めながらのワークショップです。
カフェでのドリンクタイムもありますので、お気軽にご参加ください。
現在、参加者を募集中です。お申し込み、お問合せは、直接カフェ チャッタナの森までお願いします。

【日 時】2019年3月30日(土)13:30~16:30
【〆 切】3月27日(水)
【対 象】中学生以上
【参加費】大人5,000円(材料費・飲み物代を含む)
【定 員】10名
【持 物】道具は貸与します。30センチ定規をご持参ください。
木くずが付いてもよい服装でご参加ください
【協 力】多可町観光交流協会
【主  催】chattana(チャッタナ)の森
【申込方法】chattanaの森までお電話いただくか、直接店舗にてお申込みください。

【問合・申込先】 TEL 0795-32-4111 FAX 0795-32-4119
〒679-1103兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41
北播磨余暇村公園内 chattanaの森(ココロン那珂)
※ご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

カッティングボード(クルミ材 縦22.5×横15×厚1.5㎝ 柄の長さ4.5㎝ 片面に彫り)

 

 

 

 

 

 

飛騨の家具工房展+兵庫クラフトの手仕事展が終りました

2019年3月14日(木)~19日(火)まで、神戸市三宮のさんちかホールにて開催された「飛騨の家具工房展+兵庫クラフトの手仕事展」が終了しました。
飛騨の工房家具作家5名の方をメインに開催される展示販売イベントに、兵庫のクラフト作家6名(陶芸・木工・織り・張り子・ガラス)がご一緒させていただくイベントとして参加させていただきました。
イベントは、1日10時間で6日間の、私たちにとって久々の長丁場でしたが、沢山の素晴らしい木の家具や調度品に囲まれながら、アットホームな雰囲気の作家の方々とともに、とても楽しく過ごすことができました。
交通の便が良い会場という事もあって、終日沢山のお客様の来場をいただき、いろいろな出会いの機会もいただきました。
また、飛騨の家具作家の方、兵庫のクラフト作家の方といろいろ楽しいお話をさせていただき、これもまた楽しい時間でした。
ご来場いただいたお客様、このような機会をいただいた飛騨の家具作家の方々、兵庫のクラフト作家の方々に感謝いたします。

 

 

 

 

 

 

 

2019年3月20日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ