木のお玉を彫る

冬は暖かい鍋料理が美味しい季節ですが、鍋物に欠かせないのがお玉。
栗の木で、お玉を彫りました。
金属やプラスチック製のお玉は、鍋料理の演出にはちょっと味気なく感じるので、やはり木製のものが合うようです。とりわけ土鍋など使うと、木製のお玉の感じが似合うように思います。
中でも栗の木は水にも強く、杢目の感じが素朴で、鍋料理に一番似合うように思います。
作っているのは、すくう部分を少し深くして、具材もお汁もしっかりすくえるようにしました。そして柄を少し細めにして、取りまわしやすくしています。
栗の木は、無塗装でも使えますが、漆を塗ると匂い移りも少なく、洗浄もしやすいので、拭き漆塗りで仕上げます。

木のお玉

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月19日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ