急須 ポット展

ここしばらくは、新型コロナウイルスの感染拡大回避のため、展示会等の活動は自粛しておりましたが、7月より展示会に参加して参りたいと思います。
兼ねてより予定しておりました、東京のACギャラリーさんで、7月13日より開催のグループ展「急須 ポット展」に出展いたします。
グループ展として、陶芸家4名の方のお茶にまつわる道具としての急須とポットをメインに、私はお茶にまつわる木製品としての各種のお盆、茶托、茶匙、片口などを出品予定です。
ACギャラリーさんは、東京の銀座5丁目にあるとても立地の良いギャラリーで、陶芸作品を出品される陶芸家の方も、皆さん実力派の方ばかりで、私は、とても身の引き締まる思いです。
会場が東京ですが、お近くの方がいらっしゃいましたら、ご高覧ください。

会場 ACギャラリー 東京都中央区銀座5-5-9 岡崎ビル4F
期間 2020年7月13日(月)~7月23日(木) 11:00~19:00 最終日は16:00まで

出展者
伊藤 成二
西川 聡
竹田 精一郎
山田 勇太朗
田中 陽三

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年6月22日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

木の片口を彫る

栗の木で片口を彫りました。
最近は、お盆などの薄いものを彫ることが多かったので、少し深いものを彫る感覚から離れているので、どうやって彫るかを忘れそうになります。
厚さ7センチほどの片口ですが、片手で持ちやすくするために口径は小さめにしていますので、深く彫るのが、少々大変です。
深い器を彫るのは好きで、専用の鑿をいろいろ集めて、沢山使っているのですが、底をさらう際などは、曲りの鑿の微妙なカーブで対応しているので、どの鑿でどのように彫るか、すぐに鑿の選択ができず、あれやこれやといろんな鑿を試しながら、パズルのように角度の違う鑿を使いながら彫っていきます。
こんな作業が意外と面白くて、深い器の彫りが好きなのかもしれません。
彫った片口は、漆を塗って仕上げます。
最近やっと、漆塗りの器には、抗菌作用があることが一般に認知されてきて、漆の器が見直されてきたことはとてもいいことだと思います。

木の片口

2020年6月20日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

栗の木のスプーンを彫る

栗の木でスプーンを彫りました。
ほぼ定番にしている、ちょっとぽってりとしたスプーンです。
これから漆を塗って仕上げます。
最近は、木のスプーンを作られる方も増え、金属のスプーンと見紛うほどのスタイリッシュなスプーンを作られる方もおられますが、私のものは、まったく正反対の朴訥としたスタイルのものです。
私は、スプーンの柄の部分が多少太いものが持ちやすいと思っていて、柄を太くしています。
テニスやバドミントンのラケット、ゴルフのクラブにしてもグリップの太さは非常に重要で、スプーンの柄も適度な太さがある方が、持ちやすいのではないかと思っています。
金属のスプーンで、柄を太くすると、すごく重くなってしまうのですが、柄の太いスプーンも木で作るとほとんど重さは感じません。
私の作るものは、ほとんどフリーハンド的に作っていますので、持ちやすさを計算されたフォルムとは言い難い朴訥としたスプーンですが、このスプーンが使いやすいと、こよなく愛用していただいている方もおられ、とても嬉しく思います。

木のスプーン

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年6月17日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

一文字盆を彫る

7月に予定している、急須やお茶にまつわる展示会に向けての道具の制作として、栗の木で一文字盆を彫りました。
一文字盆は、煎茶を運ぶための細長いお盆で、小さな煎茶のお茶碗がちょうど五つ 並ぶサイズになっています。
今回彫ったのは、縦11.5センチ、横40.5センチ、厚さ1.8センチの細長いもので、漆を塗って仕上げます。
スリムなお盆は、使いようによっては、茶器のお盆としてのみでなく、直接あるいは、小鉢や豆皿と組み合わせて料理を盛付けても、テーブルコーディネートのアクセントにもなると思います。
使い様を工夫すれば、器としても楽しく使っていただけると思います。

一文字盆

2020年6月12日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

大きなお椀を彫る

オーダーをいただいて、栗の木で大きなお椀を彫りました。
直径13センチ、高さ10センチの深くて大ぶりなお椀。
お汁椀と丼鉢の中間ぐらいのサイズで、お汁もご飯ものも麺類も、なんでもそこそこの量が入って、多用途に使えるお椀。
そして、ころりとした形で片手でも持てる大きさ。
オーダーをいただいて気が付いたのですが、こんなサイズのお椀は、確かにほとんど市販されていないサイズ。
木工ろくろで作ったお椀より、手彫りの跡が残った、厚くぽってりした感じが好きと言う嬉しいご希望により、希少なストックの10センチ厚の栗材を引っ張り出してきて、久しぶりに深い彫りに悪戦苦闘しながらも何とか彫り上げることができました。
漆をしっかり塗って仕上げます。

手彫りのお椀

2020年6月6日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

大きな栗の木のお盆

オーダーをいただいて、栗の木で大きなお盆を彫りました。
縦32センチ、横42センチ、厚さ2.5センチの日頃彫っているお盆では、しっかりした厚みと最大クラスの大きさ。
料理をしっかり載せて、折敷として使える大きさです。
普段は、工房の設備や材料の事などから、30センチ幅以内の加工しかしていないのですが、とりあえず1枚作って欲しいと言われるご注文で、1枚ならなんとか作りましょうということでお受けしました。
わずか2センチ越えの大きさですが、私には、わずかながら、作る上ではこの違いが大きくて、作るのがなかなか大変です。
でも作っていて楽しいのは、大きな作品です。
漆を塗って仕上げます。

栗の木のお盆

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年6月1日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

撥水セラミックによる塗装

最近、漆塗り以外の木の器の塗装でよく使うようになったのが、撥水セラミックによる塗装。
撥水セラミックは、セラミック成分をアルコールで溶解しているもので、木に深く浸透し、固まることで、木の対候性、腐食を防ぎ、水や熱に強く、匂い移りや染み、カビなどに強い塗料です。
食品衛生上の問題もなく、食器に使え、実際に有名うどんチェーン店の釜揚げうどん用の桶などの塗装にも使われています。
飲食店などの業務用の食器の制作を依頼されて、木の素材そのままの透明の塗装での仕上げを希望されて、何にするか悩んでいた時に、たまたま、ミシュランの3星レストラン用の木の食器を納品している知り合いに、これがいいと教えてもらった塗料が撥水セラミックでした。
親切にも、撥水セラミックを小分けして試させてもらい、また塗料の開発者の徳永家具工房の徳永さんも紹介していただき、直接塗料についてのアドバイスもいただきました。
実際に使用してみて、塗膜を作らないため、木の自然な風合いを保っていながら丈夫に木を保護してくれること。食器として匂い移りや、色の移りがほとんどないことがなんと言っても安心感があります。アルコールベースの塗料であるためシンナー臭が無いため、塗装が苦にならず、だれでも簡単に塗れることも嬉しいことです。
撥水セラミックの強度が強いと言っても、木の器を長期に渡って使い続けると、やはり表面が磨滅してきますが、再塗装することで強度が増していくようになります。ただ器のユーザーの方にもメンテナンス用の撥水セラミックを常備していただくことが、ベストと言えるようです。
これからの次世代の塗料としてお勧めしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年5月30日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

大きな木の鉢を彫る

久しぶりに鉢ものを彫りました。
厚い栗の木で、直径18センチ、高さ8.5センチの大ぶりな鉢。
用途としては、麺類や丼ものの料理用にお使いいただいているものです。
陶器では、一般的なサイズですが、木のものは比較的少ないように思います。
陶器の麺鉢では、しっかりしたものになると、少々重く感じるのですが、木で作ると、重量は半分ぐらいになると思います。
木で作ることの利点は、やはりこの軽さにあると思います。
最近は、年齢的に重い陶器の器は、持つのが大変になってきたので、少しづつ食器を木のものに変えて行きたいと言われて、木の器を購入いただく機会も増えたように思います。
また、木の器は、熱さが伝わりにくいことで、持ちやすいなどのメリットがあると思います。
麺鉢用などの3寸(約9センチ)近い厚板の乾燥材の入手は、なかなか難しいこともあるのですが、私にとっては、刳りものの楽しみは、大きな鉢をダイナミックに彫ることにあるような気がします。
この鉢は、しっかり漆を塗って仕上げます。

栗の木の鉢

 

 

 

 

 

 

2020年5月26日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

木の豆皿を彫る

栗の木で定番の豆皿を彫りました。
今回は、木瓜、亀甲、桃の3種類。
豆皿を作り始めたころは、10種類ぐらいあったのですが、人気の高いもの、需要の多いものなどから、ほぼ6種類に絞られ現在に至っています。
最近では、栗の木のほかにクルミの木のものもあり、オイル仕上げ以外に、朱と黒の漆塗りと拭き漆塗りのものがラインナップに加わりました。
豆皿は、色々な方に使っていただき、時折Instagramなどで、豆皿を使っていただいた食事の様子などの投稿を見かけると、とても嬉しく思います。
最近では、販売には至っていませんが、海外からの問い合わせもいただくようになり、海外でも興味を持っていただけるようになったことも嬉しく思います。
そろそろ、新しいデザインの豆皿を提案していきたいと思います。

木の豆皿

2020年5月21日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

いろいろなお盆を彫る

昨今の状況への対応として、私もほとんどのイベントや展示会を中止していますが、夏から秋にかけて、活動の再開を想定して、いくつかの展示会を予定しています。
今は、それぞれの展示会に向けての作品作りを中心に日々過ごしています。
最近は、ご要望をいただくことが多くなった、お盆を中心に制作しています。
先日、紹介しました、我谷盆もその一つです。
我谷盆は、木と言う素材のずっしりとした存在感のあるお盆として好きなのですが、カジュアルに普段使いすると言うことでは、もう少し浅くて軽いお盆の方が、使い勝手が良いと感じます。
我谷盆の雰囲気を残しつつ、軽くて浅いお盆を作ると言う思いで、栗の木で2種類のお盆を彫りました。
栗の木の厚さは1.8センチで、お盆の縁も浅くしています。運び盆としても、軽食やお茶のトレイとしても使っていただけるのではないかと思います。
それにしても、予定している展示会までが実施できないことになると、さすがに少し落ち込みそうです。

栗の木のお盆

2020年5月8日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ